REO物件：安く買える訳と注意点は？
先生、「REO」ってなんですか？不動産投資用語らしいんですけど、調べても難しくてよく分かりません。
なるほど。「REO」は「Real Estate Owned」の略で、簡単に言うと、住宅ローンを払えなくなった人の家が競売に出されて、買い手がつかずに銀行が ownership を持つことになった物件のことだよ。
銀行が ownership を持つ物件…つまり、競売に失敗した物件ってことですか？
その通り！だから、REO物件は市場価格より安く買える可能性があるんだ。ただし、現状有姿、つまり「As Is」での引き渡しになるから、修繕などは自分でやらなきゃいけないというリスクもあるけどね。
REOとは。
「REO」とは、Real Estate Ownedの略で、不動産投資用語の一つです。これは、住宅ローンなどの担保権実行による競売が不成立に終わった結果、銀行などの融資機関が自社で所有することになった物件を指します。REO物件は、市場価格よりも安く購入できる可能性があるというメリットがありますが、現状有姿での引き渡しとなるため、通常の売買のように売主と修繕などの交渉ができないというデメリットもあります。
REO物件とは？
REO物件とは、Real Estate Ownedの略で、日本語では「金融機関所有物件」や「担保不動産」と呼ばれます。 簡単に言うと、住宅ローンの返済が滞った物件を金融機関が差し押さえ、その後、市場に売り出した物件のことです。
REO物件のメリット：市場価格より安く購入できるチャンス
REO物件最大の魅力は、市場価格よりも安く購入できる可能性が高いという点です。 なぜなら、REO物件は銀行が早く売却して資金回収をしたいと考えているため、価格交渉に応じてくれるケースが多いからです。 競売物件と比較して、購入希望者が殺到して価格が高騰するリスクも低い傾向にあります。 ただし、あくまで「可能性が高い」という点には注意が必要です。 物件の状態や売却時の市場動向によっては、必ずしも市場価格より安くなるとは限りません。 事前にしっかりと情報収集を行い、慎重に判断することが大切です。
REO物件のデメリット：現状有姿での引き渡し
REO物件の魅力は、なんといってもその価格の安さです。しかし、安さには理由があり、その一つが「現状有姿」での引き渡しという点です。
「現状有姿」とは、物件に何かしらの不具合や瑕疵があっても、売主である金融機関は一切の責任を負わないという契約形態です。つまり、買主は、物件の状態をよく確認した上で、自己責任で購入する必要があるのです。
例えば、雨漏りやシロアリ被害などの深刻な問題が見つかったとしても、売主は修理や補償を行ってくれません。そのため、購入後に多額の修繕費用が必要になる可能性も考慮しなければなりません。REO物件を検討する際は、この点を十分に理解しておくことが重要です。
REO物件の注意点：購入前に確認すべきこと
REO物件は、競売にかけられても買い手がつかず、金融機関が所有権を取得した物件です。そのため、市場価格よりも安く購入できる可能性があり、魅力的に映るかもしれません。しかし、REO物件には注意すべき点がいくつかあります。
まず、物件の状態をよく確認することが重要です。前所有者が差し押さえを受ける状況であったため、十分なメンテナンスが行き届いていないケースも少なくありません。そのため、購入前に専門家によるホームインスペクションを受け、修繕費用なども考慮する必要があります。
また、権利関係の確認も重要です。物件に抵当権などの担保が設定されている場合、それらを解消する必要があるかもしれません。さらに、境界線に関するトラブルや、違法建築の可能性なども考慮し、専門家に相談しながら購入を進めることをおすすめします。
REO物件投資は専門家のサポートが重要
REO物件は、競売にかけられても買い手がつかず、金融機関が所有することになった物件です。金融機関としては、一日も早く売却して資金回収したいという思惑があります。そのため、一般的に市場価格よりも安く購入できる可能性が高いというメリットがあります。
しかし、REO物件への投資は、綿密な調査と専門知識が欠かせません。物件の状態、法的問題、税金など、考慮すべき点が数多く存在します。
不動産鑑定士、弁護士、税理士など、専門家のサポートを受けることで、リスクを最小限に抑え、スムーズな取引を実現できるでしょう。