不動産投資の基礎知識: 元付けの意味とは？ - 空き家毎日クリック by リーガルプラザ

投資初心者

先生、「元付け」ってなんですか？不動産投資の本でよく見かけるんですけど、いまいちよく分からなくて…

投資研究者

いい質問だね！「元付け」は不動産を売りたい人が、直接依頼する不動産会社のことだよ。例えば、君が自分の家をお友達に売るときに、お友達のお母さんから頼まれた不動産屋さんが間に入ってくれたとしよう。この時、お友達のお母さんから直接頼まれた不動産屋さんが「元付け」にあたるんだ。

投資初心者

なるほど！じゃあ、僕のお母さんから頼まれた不動産屋さんは「元付け」じゃないんですか？

投資研究者

その通り！君のお母さんから頼まれた不動産屋さんは「客付け」と言うんだ。元付けと客付けは不動産取引において、それぞれ異なる役割を担っているんだよ。

元付けとは。

不動産投資の世界でよく使われる「元付け」という言葉は、売主から直接、不動産売買の仲介を依頼された不動産会社のことを指します。一方、「客付け」とは、その売買取引において、買主を見つけてくる不動産会社のことを言います。

不動産投資における元付けとは？

「元付け」とは、不動産取引において、売主（または貸主）から物件の販売（または賃貸）を直接依頼された不動産会社のことを指します。つまり、元付け会社は、売主（または貸主）と専属契約を結び、物件情報を管理し、販売活動や広告活動、契約交渉などを一手に引き受ける役割を担います。

一方で、元付け会社以外が、その物件の情報を他の不動産会社に提供し、販売活動の協力を依頼することを「客付け」と言います。客付け会社は、買主（または借主）を見つけ、契約を成立させるために活動します。

不動産投資においては、元付け会社が保有する物件情報が最も新しく、正確であるケースが多いため、元付け会社と直接取引を行うことが、より有利な条件で物件を取得できる可能性を高めることに繋がります。

元付けと客付けの違い

不動産取引には、売主と買主の間を取り持つ不動産会社が関わっています。しかし、1つの物件に対して複数の不動産会社が関与する場合もあり、その役割によって「元付け」と「客付け」に分けられます。

「元付け」とは、売主から直接、物件の販売を依頼された不動産会社のことを指します。一方、「客付け」は、元付け会社から物件情報を入手し、買主を探して契約を仲介する不動産会社のことを言います。

簡単に言うと、元付け会社は売主側の窓口、客付け会社は買主側の窓口という役割の違いがあります。

元付けのメリット・デメリット

不動産投資において、「元付け」という言葉を耳にする機会があるかもしれません。元付けとは、売主が不動産会社1社のみと媒介契約を結び、その不動産会社だけに物件の販売を依頼することを指します。

元付けにすることには、メリットとデメリットが存在します。

-メリット-
* -情報の一元管理-販売活動を一社に任せることで、情報が整理され、誤った情報が拡散するリスクを減らすことができます。
* -売主の負担軽減-複数の不動産会社とやり取りする必要がなくなり、連絡や内覧の手間が省けます。
* -早期売却の可能性-専任の不動産会社は、販売活動に力を入れてくれるため、早期売却につながる可能性があります。

-デメリット-
* -販売機会の損失-一社に絞ることで、他の不動産会社を通じた顧客にアプローチする機会を失う可能性があります。
* -価格競争の機会損失-複数の不動産会社から価格提示を受けることができず、より高い価格で売却できる機会を逃す可能性があります。

元付けにするかどうかは、売主の状況や希望によって異なります。メリット・デメリットを理解した上で、慎重に判断することが大切です。

元付け会社を選ぶポイント

元付け会社は、不動産投資の成功を大きく左右する重要なパートナーです。そこで、数ある不動産会社の中から、信頼できる元付け会社を選ぶポイントをいくつかご紹介します。

まず、実績と経験は重要な指標です。特に、投資物件の種別やエリアに精通している会社を選びましょう。過去の取引事例や実績数などを参考にすると良いでしょう。次に、担当者との相性も大切です。不動産投資は長期的な付き合いになるため、親身になって相談に乗ってくれる担当者かどうか、コミュニケーションは円滑に取れるかを見極めましょう。さらに、サポート体制も確認しておきましょう。物件の管理や入居者対応など、不動産投資には様々な業務が発生します。これらの業務を、元付け会社がどの程度サポートしてくれるのかを確認することが重要です。

これらのポイントを踏まえ、複数の不動産会社を比較検討し、自身にとって最適なパートナーを見つけ出すことが、不動産投資成功の鍵と言えるでしょう。