先生、「元利均等返済」ってどういう意味ですか?
「元利均等返済」は、毎月返すお金がずっと同じになる返済方法だよ。例えば、毎月10万円ずつ返済していくとすると、それがずっと続くんだ。
それは便利ですね!でも、デメリットもあるって聞きました。
そうなんだ。実は、最初の頃は利息の支払いが多いから、なかなか借金が減らないように感じるんだ。でも、毎月の支払額が同じなのは計画が立てやすいよね。
元利均等返済とは。
不動産投資をする際に知っておきたい用語の一つに「元利均等返済」があります。これは、毎月の返済額が常に一定になる返済方法です。元金と利息の合計を返済期間全体で均等に分割するため、毎月同じ金額を返済していくことになります。この方法は、返済計画が立てやすいというメリットがあります。しかし、返済初期は利息の割合が高いため、なかなか借金残高が減らないというデメリットも存在します。
元利均等返済とは?仕組みをわかりやすく解説
不動産投資ローンを組む際、「元利均等返済」と「元金均等返済」という2つの返済方法から選択することが一般的です。
元利均等返済とは、毎月の返済額(元金+利息)が一定になる返済方法のことです。ローン開始時から完済まで、毎月同じ金額を支払うため、返済計画が立てやすく、家計管理しやすいというメリットがあります。
簡単に言うと、毎月決まった金額をコツコツと返済していくイメージですね。
メリット1: 毎月の返済額が一定で安心
不動産投資ローンを組む際、毎月一定額を返済していく「元利均等返済」は多くの投資家に選ばれています。最大の魅力は、毎月同じ金額を返済していくという点です。収入が安定しない時期や突発的な出費がある場合でも、返済計画が立てやすく、精神的な安心感を得られます。
メリット2: 長期的な資金計画が立てやすい
元利均等返済は、毎月返済する金額が一定であるため、長期的な資金計画が立てやすいというメリットがあります。毎月の返済額が変動する元金均等返済と異なり、家計管理が容易になるため、特に不動産投資のように長期的な視点で投資を行う場合には大きなメリットと言えるでしょう。 将来的な収入の変化や支出の増加などを予測しながら、無理のない返済計画を立てることが可能です。
デメリット1: 返済初期は利息負担が大きい
元利均等返済は、毎月一定額の返済が可能な点で魅力的な返済方法ですが、返済初期における利息負担の大きさは無視できません。返済開始直後はローン残高が多いため、毎月の返済額に占める利息の割合が高くなってしまいます。つまり、元金はなかなか減らず、利息を多く支払う状態が続くことになるのです。これは、資金効率の面で不利と言えます。
デメリット2: 元金の減りが遅く、借入期間が長期化する可能性も
元利均等返済は、返済初期において利息の支払いが多いため、元金の減りが遅くなるという側面も持ちます。
これはつまり、ローンの残高がなかなか減らないことを意味し、完済までの道のりが長くなる可能性も秘めているということです。
さらに、繰り上げ返済を効果的に行わないと、当初の予定よりも借入期間が長くなってしまうケースも考えられます。
不動産投資は長期的な視点で資産形成を行うものですが、返済期間が長期化することで、当初計画していた投資戦略に影響が出る可能性も考慮する必要があります。