不動産投資の証券化とは?仕組みとメリットを解説
不動産証券化とは、建物を始めとした不動産を投資対象とし、その不動産から得られる賃料収入などを証券化して、投資家から資金を調達する仕組みです。 従来の不動産投資は、多額の資金が必要で、個人投資家にはハードルが高いものでした。しかし、不動産証券化によって、少額から不動産投資に参入することが可能になりました。 不動産証券化は、具体的には、以下の手順で行われます。 1. -SPC(特別目的会社)の設立- 不動産の所有と管理を行うために、証券化を行う主体とは別にSPCが設立されます。
2. -不動産の信託- 証券化の対象となる不動産は、SPCに信託されます。
3. -証券の発行- SPCは、投資家から資金を調達するために、不動産を裏付けとした証券を発行します。
4. -投資家への販売- 証券は、証券会社などを通じて、投資家に販売されます。
5. -運用・管理- SPCは、集めた資金で不動産の運用・管理を行い、賃料収入などを投資家に分配します。 このように、不動産証券化は、不動産を投資対象とした金融商品と言えます。