快適な風を取り込む！突き出し窓の魅力

快適な風を取り込む！突き出し窓の魅力

リフォームについて知りたい

先生、『突き出し窓』ってどんな窓か教えてください。

リフォーム専門家

『突き出し窓』はね、窓ガラスの上の部分を軸にして、下側を 外に押し出すようにして開ける窓のことだよ。

リフォームについて知りたい

上から下に開く窓とは違うんですか？

リフォーム専門家

そうだよ。上からではなく、窓枠ごと外に開くから、雨が降っても室内に直接入り込みにくいんだ。換気したいけど、雨が心配な時などに便利なんだよ。

突き出し窓とは？

– 突き出し窓とは？

突き出し窓とは、ハンドル操作で開閉するタイプの窓のことを指します。窓枠に設置されたハンドルを回転させることで、窓ガラス自体が外側に開く仕組みになっています。その動きは、まるでお店の軒先に設置された日よけの幌のようなので、別名「オーニング窓」と呼ばれることもあります。

従来の引き違い窓や上げ下げ窓とは異なり、窓枠の外側にガラス面がせり出す独特の構造が特徴です。そのため、窓を開いた際に室内側にスペースを取らず、家具やカーテンなどの配置に影響を与えません。

また、スタイリッシュで洗練された印象を与える外観も魅力の一つです。近年では、現代的なデザインの住宅だけでなく、和風の住宅にも取り入れられるなど、幅広い建築様式に調和する窓として人気が高まっています。

雨の日でも換気ができる

雨の日でも気持ちよく新鮮な空気を部屋に取り入れたい。そんな願いを叶えてくれるのが突き出し窓です。

突き出し窓最大の特徴とも言えるのが、その独特な構造にあります。窓ガラスの下側が外側に向かって開くため、たとえ雨が降っていても、雨水が室内に直接入り込みにくいのです。一般的な窓の場合、雨の日は窓を開けっ放しにするのはためらわれますが、突き出し窓ならそんな心配はいりません。

天候に左右されることなく、一年中いつでも換気ができるのは、大きな魅力と言えるでしょう。ジメジメとした梅雨の時期や、花粉が気になる季節でも、安心して新鮮な空気を取り入れられます。

さらに、窓を開ける角度を調整することで、室内に入る風の量を簡単に調節できるのも嬉しい点です。風の強い日などは、窓の開き具合を狭めることで、風の吹き込み過ぎを防ぐことができます。反対に、穏やかな日には窓を大きく開けて、たっぷりと外の空気を取り入れることができます。

プライバシーの確保

住宅密集地や人通りの多い道路に面した住宅では、外部からの視線が気になり、なかなか窓を開けて風を通すことが難しい場合もあるでしょう。
そんな悩みを解決してくれるのが、突き出し窓です。突き出し窓は、窓枠が外側に張り出す構造をしているため、窓を開けても開口部が室内側からは見えにくくなっています。そのため、カーテンやブラインドを開けても、外からの視線を遮りながら、外の光や風を室内に取り込むことができます。

プライバシーが確保されることで、室内でリラックスしたり、くつろいだりすることができます。また、外の光を積極的に取り入れることで、室内を明るく開放的にすることも可能です。

突き出し窓は、プライバシー保護と開放的な空間作りを両立できる、魅力的な窓と言えるでしょう。

防犯対策

– 防犯対策住宅への侵入犯罪を防ぐことは、住む人の安心・安全を守る上で非常に重要です。家づくりやリフォームの際には、防犯対策をしっかりと検討する必要があります。数ある窓の種類の中でも、防犯対策として有効なのが突き出し窓です。突き出し窓は、窓ガラスの下側が外側に開くという構造上の特徴があります。このため、外部から不正に侵入を試みても、窓枠に阻まれて容易に侵入することができません。窓ガラスを割って侵入しようとしても、開口部が狭く、人が通ることは困難です。さらに、突き出し窓は、窓を閉めた際に窓枠と窓ガラスの間に隙間が生じにくいため、外部からの侵入を防ぐ効果がより高まります。泥棒は、わずかな隙間をこじ開けるための道具を使う場合もありますが、突き出し窓の場合、そのような手口を使うことが難しいと言えるでしょう。このように、突き出し窓は、その構造上の特徴から、高い防犯性を備えています。そのため、防犯対策を強化したい住宅に、特におすすめの窓です。新築やリフォームで窓の設置を検討する際は、防犯性能の高い突き出し窓の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

設置場所

– 設置場所について住宅の様々な場所に設置可能な突き出し窓ですが、設置場所によって得られる効果や、注意すべき点が異なります。リビングに設置する場合、大きな窓にすることで、太陽の光をふんだんに取り込むことができ、明るく開放的な空間を演出できます。窓辺にソファを置けば、くつろぎのスペースにもなります。ただし、夏場など日差しが強い時期には、室内温度が上がりすぎてしまう可能性もあるため、ブラインドなどで日差しを調整する必要があるでしょう。寝室に設置する場合、外からの視線を遮りつつも採光と換気ができるため、プライバシーの確保と快適な睡眠環境の両立が可能になります。窓を開けることで新鮮な空気を取り込み、心地よい眠りにつくことができるでしょう。防犯面にも配慮し、窓には補助錠を付けるなどの対策が必要です。浴室に設置する場合、湿気がこもりやすい浴室に風を通すことで、カビの発生を抑え、快適な空間を保つことができます。また、窓から差し込む光によって浴室が明るくなるため、昼間は照明を点けずに済むというメリットもあります。浴室に設置する窓は、水はねに強い素材を選ぶようにしましょう。