家を守る！アスファルトフェルトとその仲間たち

家を守る！アスファルトフェルトとその仲間たち

不動産初心者

先生、リフォームのときに「アスファルトフェルト」っていう言葉を聞いたんですけど、これって何ですか？

たまちゃん

良い質問だね！「アスファルトフェルト」は、屋根や外壁を雨から守るために使う材料なんだ。水を通さないようにする役割があるんだよ。

不動産初心者

へえー、それで「フェルト」っていう名前なんですね！どんなものからできているんですか？

たまちゃん

その通り！「フェルト」に「アスファルト」という、ねばねばして水を通さないものを染み込ませてあるんだ。この「アスファルト」は、石油からできているんだよ。

アスファルトフェルトとは

– アスファルトフェルトとは

-# アスファルトフェルトとは

家は、私たちにとって大切な存在です。その大切な家を雨風から守るために、「アスファルトフェルト」と呼ばれる建築資材が使われています。

家は木材を組み合わせて作られていますが、木材は雨風にさらされると腐ってしまったり、シロアリの被害に遭いやすくなってしまいます。そこで、家の土台となる木材を雨風から守るために、アスファルトフェルトが重要な役割を果たします。

アスファルトフェルトは、その名の通り「アスファルト」と「フェルト」からできています。アスファルトは、石油から作られる黒くて粘り気のある物質で、水を弾く性質があります。フェルトは、羊毛や化学繊維をぎゅっと固めてシート状にしたもので、アスファルトを染み込ませることで、より一層、防水性が高まります。

このアスファルトフェルトを外壁や屋根の下に敷くことで、雨水が家の中に侵入するのを防ぎ、家の寿命を長く保つことができるのです。家の寿命を長く保つためには、目に見えない部分の防水対策が重要なのです。

アスファルトフェルトの種類

– アスファルトフェルトの種類屋根の防水には欠かせないアスファルトフェルトですが、実は用途に合わせていくつかの種類があります。大きく分けると、下地材として使われる「アスファルトルーフィング」と、仕上げ材として使われる「アスファルトシングル」の二つです。アスファルトルーフィングは、建物の骨組みの上に直接葺かれ、雨水などから建物を守る重要な役割を担います。繊維質のシートにアスファルトを染み込ませたもので、さらにその上からアスファルトを塗布することで、高い防水性を実現しています。屋根の形状に馴染みやすく、複雑な形状の屋根にも隙間なく施工できることが特徴です。一方、アスファルトシングルは、アスファルトルーフィングを切断し、様々な色や形に加工した仕上げ材です。屋根の見た目を美しく整えるだけでなく、軽量で施工しやすいというメリットもあります。瓦のような重厚な雰囲気を出しつつ、コストを抑えたいという場合に適しています。どちらも、日本の気候に合った優れた防水性と耐久性を持ち合わせています。住宅の構造やデザイン、予算などを考慮しながら、最適なアスファルトフェルトを選びましょう。

アスファルトフェルトの役割

住宅の寿命を左右する重要な建材の一つに、アスファルトフェルトがあります。薄いシート状のこの建材は、一見地味で目立ちませんが、住宅の耐久性を高める上で、とても重要な役割を担っています。

アスファルトフェルトは、主に外壁と屋根の下地に使われます。外壁に使用する場合は、構造材である木材の表面に隙間なく張り付けることで、雨水から木材を守ります。木材は、雨風にさらされ続けると、腐ったり、シロアリの被害に遭ったりしやすくなります。アスファルトフェルトは、まるで防水シートのように木材を雨水から保護することで、これらの問題発生を防ぎ、住宅の寿命を延ばします。

屋根の下地材として使用される場合も、その役割は非常に重要です。屋根材の下にアスファルトフェルトを隙間なく敷き詰めることで、万が一、屋根材の劣化や破損などにより雨水が侵入した場合でも、その水が建物内部に到達するのを防ぎます。アスファルトフェルトは、屋根材と構造体の間に敷くことで、万が一の雨漏りから住宅を守る、まさに住宅の守護神と言えるでしょう。

まとめ

今回は、住宅の防水にとって欠かせないアスファルトフェルトについて詳しく説明しました。
アスファルトフェルトは、原油から精製されるアスファルトと、繊維状の素材であるフェルトを組み合わせることで作られます。この組み合わせによって、優れた防水性と耐久性を兼ね備えた建築資材となるのです。
屋根や外壁の下地材としてアスファルトフェルトを使用することで、雨水の侵入を効果的に防ぎ、住宅全体の寿命を延ばすことができます。
住宅を新築する場合や、リフォームを行う場合には、アスファルトフェルトが住宅の寿命に大きく関わることを理解し、適切な施工を行うように心がけましょう。