キッチンの強い味方！ディスポーザーのメリット・デメリット

キッチンの強い味方！ディスポーザーのメリット・デメリット

リフォームについて知りたい

先生、「ディスポーザー」って、最近よく聞くんですけど、どんなものなんですか？

リフォーム専門家

いい質問だね！「ディスポーザー」は、台所の流しに取り付ける機械で、生ゴミを細かく砕いてくれるんだよ。

リフォームについて知りたい

へえー！生ゴミを砕いてくれるんですか？ つまり、ゴミを減らせるってことですか？

リフォーム専門家

その通り！生ゴミを小さくしてくれるから、処理が楽になるし、ゴミの量も減らせるので、環境にも優しいと言われているんだ。

ディスポーザーとは

– ディスポーザーとはディスポーザーとは、キッチンのシンク下に設置する生ゴミ処理機のことで、毎日の調理で出る野菜くずや食べ残しなどを、機械の力で細かく粉砕し、水と一緒に下水道へ流せる便利な設備です。従来の生ゴミ処理では、三角コーナーに溜めたり、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保管したりと、何かと手間がかかりがちでした。また、生ゴミを室内に置いておくことで、嫌な臭いや害虫の発生源となることも少なくありません。ディスポーザーを設置することで、生ゴミをその場で処理できるため、これらの悩みから解放され、より衛生的で快適なキッチンを実現できます。また、生ゴミを減らすことで、ゴミ出しの負担軽減にもつながります。ディスポーザーは、マンションや戸建て住宅の新築時に導入されるケースも増えています。後付けで設置することも可能ですが、排水管の工事などが必要となる場合もあるため、事前に確認が必要です。

ディスポーザーのメリット

– ディスポーザーのメリット

ディスポーザーをキッチンに取り入れる最大のメリットは、生ゴミをその場で処理できることです。野菜くずや食べ残しなどを、ディスポーザーに投入してスイッチを入れるだけで、瞬時に粉砕処理してくれます。処理された生ゴミは、排水と共に下水道へと流れていくため、ゴミ袋に入れる手間が省けます。

生ゴミをディスポーザーで処理することで、可燃ゴミとして捨てるゴミの量が減り、ゴミ出しの負担を軽減できます。特に夏場は、生ゴミの腐敗による悪臭やコバエの発生が気になりますが、ディスポーザーがあれば、これらの問題を解決できます。

また、ディスポーザーは、生ゴミを細かく粉砕して排水するため、排水管の詰まり防止にも効果が期待できます。ただし、ディスポーザーの使用には、電気代や水道代などのランニングコストがかかること、設置スペースが必要となること、処理できないものもあることなどを理解しておく必要があります。

ディスポーザーのデメリット

毎日の家事を楽にしてくれる便利なディスポーザーですが、導入前に知っておきたいデメリットもいくつか存在します。

まず、ディスポーザーは電気の力で生ゴミを粉砕処理するため、当然ながら電気代が発生します。使用頻度にもよりますが、毎月の電気代がいくらか上がることは覚悟しておきましょう。 また、ディスポーザーの購入費用に加え、設置工事費用も必要となります。さらに、定期的なメンテナンスも必要となり、フィルター交換などの費用も発生します。

ディスポーザーは、生ゴミを細かく処理するために大量の水を使用します。そのため、水道料金が少し上がってしまう可能性があります。節水型のディスポーザーを選ぶなど、工夫を凝らすことが大切です。

環境問題の観点からは、ディスポーザーの使用によって、下水処理場の負担が増加する可能性が指摘されています。処理できる生ゴミの量には限りがあるため、ディスポーザーに頼り過ぎず、分別を心がけるなどの配慮も必要です。

ディスポーザーの選び方

毎日の家事を楽にしてくれる便利な設備として人気が高まっているディスポーザーですが、いざ導入しようとした際に、種類が豊富なためどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ディスポーザー選びで失敗しないためのポイントを分かりやすく解説します。

ディスポーザーを選ぶ際に、まず最初にチェックすべきなのが「処理方式」です。大きく分けて「粉砕式」と「粉砕研磨式」の二つの方式があります。粉砕式は、高速回転する金属製の刃で生ゴミを粉砕する方式で、粉砕力の高さが特徴です。一方、粉砕研磨式は、粉砕式の刃に加えて、研磨板を組み合わせることで生ゴミを細かく粉砕する方式です。粉砕式と比較して、処理時の音が静かというメリットがあります。

次に確認していただきたいのが「処理能力」です。処理能力は、1分間に処理できる生ゴミの量で表され、この数値が大きいほど一度に多くの生ゴミを処理できます。家族の人数が多いご家庭や、料理をよくするご家庭では、処理能力の高いディスポーザーを選ぶようにしましょう。処理能力が低いディスポーザーを選んでしまうと、生ゴミの処理が追いつかなくなってしまう可能性があります。

集合住宅などに住んでいる方は、「騒音」にも気を配りましょう。ディスポーザーは、稼働時にどうしても音が発生してしまいます。近年販売されているディスポーザーは、静音性に優れた製品も増えていますので、騒音が気になるという方は、静音性が高い製品を選ぶことをおすすめします。

最後に、ディスポーザーを選ぶ上で忘れてはならないのが「価格」です。ディスポーザーの価格は、製品によって大きく異なります。価格が高い製品の方が、高機能で静音性に優れている傾向があります。予算に合わせて無理のない製品を選びましょう。また、製品価格に加えて、設置費用なども考慮する必要があります。ディスポーザーの購入を検討する際は、複数の業者に見積もりを依頼するなどして、価格を比較することをおすすめします。

ディスポーザーを導入する際の注意点

キッチンにディスポーザーがあると、生ゴミを減らせて便利ですが、導入する際にはいくつか注意しておきたい点があります。

まず、お住まいの地域によっては、ディスポーザーの設置が認められていない場合があります。これは、下水道への負担増加や排水管の詰まりなどの問題を防ぐためです。ディスポーザーの設置を検討する際は、お住まいの自治体の条例や水道局の規定などを確認しましょう。

また、ディスポーザーの設置は、専門の業者に依頼することをおすすめします。ディスポーザーは、電気や水道の配管工事が必要となるため、専門的な知識や技術が求められます。誤った設置を行うと、水漏れや故障の原因となるだけでなく、火災などの重大な事故につながる可能性もあります。設置費用はかかりますが、安全のためにも専門業者に依頼しましょう。

ディスポーザーが設置できたら、説明書をよく読み、正しく使用することが大切です。ディスポーザーで処理できるものとできないものがありますので、処理可能なものを正しく理解して使用しましょう。例えば、卵の殻や魚の骨などの硬いものは、ディスポーザーの故障の原因となる可能性があります。また、ディスポーザーの運転中は、大量の水を流すことが大切です。水が不足すると、生ゴミが詰まってしまう可能性があります。