快適な住まいづくりの要!断熱材「インシュレーションボード」徹底解説

先生、リフォームの話を聞いていたら『インシュレーションボード』っていう言葉が出てきたんですけど、どんなものかよく分からなくて…教えてもらえますか?

インシュレーションボードは、木を繊維状にして、そこに樹脂などを混ぜて固めた建材のことだよ。 熱を通しにくくする効果があるから、天井や壁に使って部屋の温度を保つのによく使われているんだ。

へえー、木からできているんですね! 断熱効果があるってことは、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるってことですか?

その通り! インシュレーションボードを使うと、冷暖房の効率も良くなって、省エネにも繋がるんだよ。 ただ、木が原料だから水に弱く、湿気が多い場所ではカビが生えやすいという弱点もあるんだ。 だから、場所によっては、水に強くした『シージングボード』を使う場合もあるんだよ。
インシュレーションボードとは。
「リフォームでよく聞く『インシュレーションボード』って何かというと、木を熱で繊維になるまでほぐして、そこに合成樹脂や接着剤を混ぜて乾燥させた建材のこと。
柔らかい繊維板とも呼ばれていて、主に天井や壁、畳床に使われているんだ。
このインシュレーションボードは、たくさんの小さな穴が開いていて柔らかいから、熱を通しにくく、保温性や音を吸収する力に優れている。だから、断熱や吸音の目的でよく使われているんだよ。
さらに、湿気を吸ったり吐いたりする性質もあるから、結露を防ぐのにも役立つんだ。
でも、材料が木だから、水や湿気に弱くて、カビやすいっていう弱点もある。
そこで、この弱点を克服するために作られたのが『シージングボード』。インシュレーションボードにアスファルトを塗ったり、繊維にアスファルトを染み込ませたりしたものなんだ。
こうして加工することで、水に強くなって、外壁や屋根にも使えるようになったんだよ。
インシュレーションボードとは?

インシュレーションボードとは、木材を繊維状に加工し、合成樹脂や接着剤などを加えて板状に成形した建材です。木材を繊維状にしたものを、一般的には「木質繊維」と呼びますが、この木質繊維を主な原料としているため、環境に優しい建材としても注目されています。
インシュレーションボード最大の特徴は、その優れた断熱性能にあります。木材由来の繊維は複雑に絡み合った構造をしており、その内部にはたくさんの空気を含んでいます。この空気が熱の伝達を遮断するため、高い断熱効果を発揮するのです。また、複雑に絡み合った繊維は、空気の振動を抑制する効果も持ち合わせています。そのため、インシュレーションボードは断熱性能だけでなく、外部からの騒音を吸収する吸音効果も期待できます。さらに、インシュレーションボードは軽量で加工しやすい点も魅力です。一般的な木材と比較して軽く、持ち運びや施工が容易に行えます。また、カッターナイフなどで簡単に切断できるため、DIYでも扱いやすい材料と言えるでしょう。
このように、インシュレーションボードは断熱性、吸音性、加工性に優れた建材です。住宅の壁や天井などに使用することで、快適な居住空間を実現することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | インシュレーションボード |
原料 | 木材繊維、合成樹脂、接着剤など |
特徴 | 優れた断熱性能、吸音効果、軽量、加工しやすい |
メリット | – 高い断熱効果 – 外部騒音の吸収 – 持ち運びや施工が容易 – DIYでも扱いやすい |
用途 | 住宅の壁や天井など |
優れた断熱性・保温性で快適な住環境を実現

住宅の快適性を大きく左右する要素の一つに、断熱性と保温性が挙げられます。この性能を高めるためには、インシュレーションボードの活用が非常に有効です。インシュレーションボードは、高い断熱性と保温性を持ち、住宅に以下のような効果をもたらします。
まず、夏場は外部からの熱の侵入を遮断し、室内を涼しく保つ効果があります。これにより、冷房効率が上がり、電気代の節約にも繋がります。
反対に、冬場は室内の熱を外部に逃がさず、暖かさを保つ効果があります。暖房効率が向上することで、こちらも光熱費の節約に繋がります。
さらに、インシュレーションボードは、結露の発生を抑制する効果も期待できます。結露は、カビやダニの発生原因となり、住宅の劣化を早める原因となります。インシュレーションボードを施工することで、結露を抑制し、住宅の寿命を延ばすことにも貢献します。
このように、インシュレーションボードは、快適な住環境の実現と、光熱費の節約、住宅の長寿命化に大きく貢献する有効な手段と言えるでしょう。
季節 | 効果 | メリット |
---|---|---|
夏 | 外部からの熱の侵入を遮断し、室内を涼しく保つ | 冷房効率向上、電気代節約 |
冬 | 室内の熱を外部に逃がさず、暖かさを保つ | 暖房効率向上、光熱費節約 |
年間 | 結露の発生を抑制する | カビ・ダニ抑制、住宅の長寿命化 |
吸音性も高く、静かな室内環境を構築

インシュレーションボードは、その内部に多数の細かい空洞を持つ構造をしているため、音を吸収する効果に優れています。 この小さな空洞が、まるで音を閉じ込めるクッションのように機能し、音が反射して響き渡ることを防ぎます。この吸音効果によって、室内での音の反響が抑えられ、静かで落ち着いた空間を作ることができます。 例えば、家族が集まるリビングでも、テレビの音や話し声が反響して聞き取りにくいということが少なくなります。
また、寝室にインシュレーションボードを使用すれば、外部の騒音を軽減し、静かで快適な睡眠を得られるでしょう。インシュレーションボードの吸音効果は、外部からの騒音対策としても有効です。特に、交通量の多い道路や線路に近い住宅では、車の走行音や電車の通過音を効果的に軽減し、快適な生活環境を実現するために重要な役割を果たします。さらに、ピアノ室やホームシアターなど、音にこだわる部屋を作る際にも、インシュレーションボードは効果を発揮します。 楽器の音や映画の音をクリアに響かせ、より質の高い音響空間を実現することが可能になります。
メリット | 使用シーン例 |
---|---|
高い吸音性により、室内環境の音の反響を抑え、静かで落ち着いた空間を作ることができる。 | – リビング – 寝室 – ピアノ室 – ホームシアター |
外部からの騒音対策としても有効。 | – 交通量の多い道路や線路に近い住宅 |
幅広い用途に対応

断熱材としての役割だけでなく、様々な用途に活用できるのが、インシュレーションボードの魅力です。代表的な使用例をいくつかご紹介しましょう。
天井・壁・床への施工
インシュレーションボードは、家全体の断熱性を向上させるために、天井、壁、床など、あらゆる場所に使用できます。 柱や梁などの骨組みに合わせて、ボードをカットして設置し、その上から石膏ボードなどを重ねて仕上げるのが一般的です。
内装材としての活用
インシュレーションボードは、内装材としても活躍します。表面に直接クロスを貼ったり、塗装を施したりすることで、部屋の雰囲気に合わせた自由な仕上げが可能です。 個性的な空間作りをしたい方におすすめです。-# 畳の下地材としての利用畳の下地材としても、インシュレーションボードは広く利用されています。畳と床板の間に敷くことで、畳のクッション性を高め、快適な足触りを実現します。また、床からの冷えを和らげる効果も期待できます。
DIYでの活用
インシュレーションボードは、加工が容易なため、DIYにも適しています。部屋の一部分だけ、例えば、音が気になる壁や窓に設置するだけでも、防音効果や断熱効果を実感できます。
用途 | 説明 |
---|---|
天井・壁・床への施工 | 家全体の断熱性を向上させるため、柱や梁などの骨組みに合わせて、ボードをカットして設置し、その上から石膏ボードなどを重ねて仕上げる。 |
内装材としての活用 | 表面に直接クロスを貼ったり、塗装を施したりすることで、部屋の雰囲気に合わせた自由な仕上げが可能。 |
畳の下地材としての利用 | 畳と床板の間に敷くことで、畳のクッション性を高め、快適な足触りを実現。床からの冷えを和らげる効果も期待できる。 |
DIYでの活用 | 音が気になる壁や窓に設置するだけでも、防音効果や断熱効果を実感できる。 |
水に弱いという欠点と対策

断熱材として優れた機能を持つインシュレーションボードですが、木材を原料としているため、水や湿気に弱いという一面があります。水に濡れると強度が低下し、変形したり、カビが発生しやすくなったりするため、浴室のような水を使う場所や、湿気が多い場所への使用は避けるのが一般的でした。
しかし近年、技術の進歩により、こうした欠点を克服した「シージングボード」という製品が登場しました。シージングボードは、インシュレーションボードの表面にアスファルト処理を施したり、繊維にアスファルトを染み込ませたりすることで、耐水性を向上させたものです。
この技術革新により、外壁や屋根など、水に濡れる可能性のある場所にも使用できるようになり、住宅全体の断熱性をさらに高めることが可能になりました。従来のインシュレーションボードの欠点を克服したシージングボードは、住宅の省エネルギー化に大きく貢献する材料として、今後ますます注目されていくことでしょう。
項目 | インシュレーションボード | シージングボード |
---|---|---|
素材 | 木材 | 木材+アスファルト処理 |
耐水性 | 弱い | 強い |
使用箇所 | 浴室など水回り以外 | 外壁、屋根など |
断熱性 | 高い | 高い |
備考 | 水に濡れると強度低下、カビ発生の可能性 | 従来の欠点を克服し、住宅の省エネルギー化に貢献 |