住まいの顔「上がり框」

住まいの顔「上がり框」

リフォームについて知りたい

「上がり框」って、どんなものですか?

リフォーム専門家

いい質問だね。「上がり框」は、玄関や勝手口などの段差の部分で、床の高い方についている横木のことを指すよ。たとえば、玄関の土間から靴を脱いで上がる場所に、よく設置されているよね。

リフォームについて知りたい

ああ、あの段差の部分にある木の板のことですか!あれが「上がり框」っていうんですね。どんな材料でできているんですか?

リフォーム専門家

そうだよ。材質は、欅など木目が美しい木材がよく使われるけど、最近では、洋風の家やマンションでは、人工的に作った大理石や御影石なども使われているよ。

上がり框とは。

「上がり框」って言葉は、リフォームでよく聞くけど、玄関とか勝手口とか、部屋に入る時の段差の上の床に渡してある横木のことを言うんだって。材質は、欅みたいに木目が綺麗な木が使われることが多いけど、西洋風の家やマンションでは、人工的に作った大理石や御影石が使われることもあるんだって。

玄関の印象を決める重要な要素

玄関の印象を決める重要な要素

住宅の顔とも言える玄関は、訪れる人に最初の印象を与える大切な場所です。そして、その玄関の中でも、上がり框は単なる段差の一つとして見過ごされがちですが、実は空間を仕切り、内外を分ける象徴的な存在であり、住まいの第一印象を大きく左右する重要な要素なのです。

上がり框に採用する素材やデザインによって、玄関の雰囲気は大きく変わります。例えば、温かみのある木材を使用すれば、自然で優しい印象の玄関になりますし、重厚感のある石材を選べば、高級感と格調高い雰囲気を演出することができます。また、シンプルなデザインの上がり框は、どんなインテリアにも馴染みやすく、モダンな空間を創り出すことができますし、装飾性の高いデザインの上がり框は、住む人の個性やセンスをさりげなく表現することができます。

さらに、上がり框の高さも重要な要素です。一般的に、上がり框は15cm程度の高さが標準とされていますが、最近では、バリアフリーの観点から、段差をなくしたフラットな設計も人気を集めています。

このように、上がり框は、素材、デザイン、高さによって、玄関の雰囲気を大きく左右するだけでなく、住む人の個性やライフスタイルを反映する重要な要素と言えるでしょう。

要素詳細
素材– 木材:温かみのある、自然で優しい印象
– 石材:重厚感、高級感、格調高い雰囲気
デザイン– シンプル:どんなインテリアにも馴染みやすい、モダンな空間
– 装飾性が高い:個性やセンスを表現
高さ– 標準:15cm程度
– フラット:バリアフリー対応、人気上昇中

上がり框の役割と機能

上がり框の役割と機能

住宅の玄関において、上がり框は、見た目の美しさだけでなく、暮らしやすさを支える重要な役割を担っています。

まず、土間と床の段差を調整する役割があります。玄関からスムーズに室内へ移動するためには、この段差が重要になります。上がり框があることで、自然な足運びで昇り降りがしやすくなるのです。

また、靴の脱ぎ履きをスムーズにする役割もあります。上がり框に腰掛けると、体勢が安定し、靴の着脱が楽になります。高齢者や小さなお子さんにとっても、この段差は心強い存在と言えるでしょう。

さらに、土間から室内への汚れの侵入を防ぐ役割も担っています。土間は屋外に近い場所であるため、どうしても砂や埃などが溜まりがちです。上がり框があることで、これらの汚れが室内に持ち込まれるのを防ぎ、清潔な空間を保つことができるのです。

加えて、安全性向上という点も見逃せません。框の上部に滑り止め加工を施したり、素材を工夫したりすることで、高齢者や小さなお子様も安心して昇り降りできるよう配慮されています。

このように、上がり框は住宅にとって、快適性や安全性を高めるだけでなく、美しい空間を演出する要素としても重要な役割を果たしているのです。

機能詳細
段差調整土間と床の段差を調整し、スムーズな移動を助ける。
靴の脱ぎ履き支援上がり框に腰掛けられるため、靴の着脱が楽になる。
汚れ防止土間からの砂や埃の侵入を防ぎ、室内を清潔に保つ。
安全性向上滑り止め加工などにより、安全な昇り降りをサポート。
美観向上美しい空間を演出し、住宅の価値を高める。

様々な素材とデザイン

様々な素材とデザイン

家の顔とも言える玄関は、その家の第一印象を大きく左右する場所です。玄関に使われる素材やデザインは、家の雰囲気をガラリと変え、住む人の個性を映し出す鏡のようなものです。古来より日本で愛されてきた伝統的な住宅では、欅や檜といった木目が美しく、温かみのある木材がよく使われてきました。これらの木材は、年月を経るごとに味わいを増し、独特の風合いを生み出すことから、世代を超えて住み継がれる家によく使われてきました。
一方、現代的な住宅では、よりスタイリッシュでモダンな印象を与える素材が人気を集めています。天然石やタイルは、洗練された雰囲気を演出し、高級感を演出します。また、人工大理石は、天然石の風合いを再現しながらも、手入れのしやすさや耐久性に優れているため、近年注目を集めている素材です。
このように、玄関の素材には様々な選択肢があり、それぞれが異なる魅力を持っています。住宅全体のデザインや雰囲気との調和を考慮しながら、自分たちの好みに合った素材を選ぶことが、理想の玄関作りには欠かせません。

種類素材特徴
伝統的な住宅欅、檜などの木材・木目が美しく温かみがある
・年月とともに味わいが増す
・世代を超えて住み継がれる家によく使われる
現代的な住宅天然石、タイル・洗練された雰囲気
・高級感を演出
現代的な住宅人工大理石・天然石の風合いを再現
・手入れがしやすい
・耐久性に優れている

素材選びのポイント

素材選びのポイント

– 素材選びのポイント

住まいの顔となる玄関で、毎日昇り降りする上がり框。
その素材選びは、玄関の印象を左右するだけでなく、日々の使い勝手にも大きく関わってきます。
耐久性や耐水性はもちろんのこと、ご自身のライフスタイルに合った素材を選ぶことが、快適な玄関づくりにおいて非常に重要です。

まず考慮すべきは、耐久性です。
上がり框は、人が上り下りする際に、どうしても負荷がかかりやすい場所です。
そのため、傷がつきにくい、変形しにくいなど、丈夫で長持ちする素材を選びましょう。

土間から続く玄関では、特に耐水性に優れた素材を選ぶことが大切です。
雨の日や、雪解け水などで濡れた靴で上がることによって、上がり框に水が染み込んでしまうことがあります。
水に強い素材を選ぶことで、劣化や腐食を防ぐことができます。

また、日々の清掃のしやすさも重要なポイントです。
土埃や靴についた泥などで汚れやすい場所なので、サッと拭き取れる素材や、水拭き可能な素材を選ぶと、お手入れが簡単になります。
ご自身のライフスタイルに合った清掃方法や頻度を考慮して、素材を選びましょう。

素材選びに迷った際は、住宅リフォームの専門家に相談してみるのも良いでしょう。
専門家のアドバイスを受けることで、より理想的な玄関を実現できます。

項目ポイント
耐久性・人が上り下りするため、傷がつきにくい、変形しにくいなど、丈夫で長持ちする素材を選ぶ。
耐水性・土間から続く玄関では、雨や雪解け水に濡れても水が染み込みにくい素材を選ぶ。
清掃性・土埃や泥などで汚れやすい場所なので、サッと拭き取れる、または水拭き可能な素材を選ぶ。

上がり框で玄関をより美しく

上がり框で玄関をより美しく

家の顔とも言える玄関。第一印象を大きく左右する玄関を、より美しく、そして個性的に彩る要素として、上がり框のデザインは見逃せません。単なる段差としてではなく、素材やデザイン、照明効果を組み合わせることで、住まいの個性を表現する重要な空間へと昇華させることができます。

例えば、木材本来の温かみが感じられる天然木を用いた上がり框は、和の雰囲気漂う落ち着いた玄関を演出します。一方、スタイリッシュな空間を目指すなら、石材調のタイルやコンクリート素材がおすすめです。

また、間接照明を効果的に取り入れることで、框の素材感を際立たせ、高級感と温かみを演出することができます。足元を柔らかく照らすことで、夜間でも安心感を得られるという実用的なメリットも期待できます。

リフォームや新築の際には、ぜひ上がり框にもこだわり、理想の玄関を実現してください。きっと、お客様を温かく迎え入れる、魅力的な空間になるはずです。

要素効果素材例
上がり框のデザイン玄関の印象を大きく左右し、住まいの個性を表現できる。
素材雰囲気を大きく左右する。– 天然木:温かみのある和の雰囲気
– 石材調タイル、コンクリート:スタイリッシュな雰囲気
照明素材感を際立たせ、高級感と温かみを演出、夜間も安心。間接照明
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