和室の趣を高める:地板の役割と魅力

先生、リフォームのチラシに『地板を新しくします』って書いてあったんですけど、『地板』って何ですか?

いいところに気が付きましたね。『地板』は、和室で畳を敷く時に、その下に敷く板のことです。畳の下にあって普段は見えない部分ですね。

あ!じゃあ、畳を剥がしたら見える部分ってことですか?

その通りです。ただし、畳だけでなく、箪笥のような重いものを置く場所にも『地板』が使われることがありますよ。
地板とは。
「地板」は、リフォームの際に使われる言葉の一つです。日本の伝統的な部屋である和室において、畳などと同様に、床に平らに張る板のことを指します。特に、箪笥のような重い物を置く場所に用いられます。
床の間と並ぶ和室の顔

和室と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、畳の香りが漂い、心落ち着く空間ではないでしょうか。一面に敷き詰められた畳は、確かに和室の大きな特徴です。しかし、和室の中には畳とは異なる素材でできた床が存在することをご存知でしょうか?それが「地板」です。
地板は、一般的に畳よりも硬く丈夫な木材で作られており、畳敷きの部屋の一角に設けられることが多いです。その役割は、主に箪笥や飾り棚といった重量のある家具を置くためのものです。
畳は柔らかく、重いものを置くとへこんでしまうことがあります。そこで、家具の重さから畳を守るために、頑丈な地板が用いられるのです。地板は、実用的な役割だけでなく、床の間と同様に和室に格式や趣を添えるという重要な役割も担っています。
床の間が床の一段上がった空間であるのに対し、地板は畳と同じ高さに設けられます。しかし、木材特有の色や木目が、周囲の畳の色合いと美しいコントラストを生み出し、空間にメリハリを与えます。また、地板に使用する木材の種類や木目によって、部屋の雰囲気も大きく変わります。
例えば、落ち着いた色合いの木材を選べば、重厚感や高級感を演出することができますし、明るい色合いの木材を選べば、部屋全体に開放的な印象を与えることができます。このように、地板は和室の雰囲気を左右する、さりげないながらも重要な要素の一つと言えるでしょう。
項目 | 説明 |
---|---|
畳 | – 和室の一般的な床材 – 柔らかく心地よい香りが特徴 – 重いものを置くとへこむ場合がある |
地板 | – 畳よりも硬く丈夫な木材 – 畳敷きの部屋の一角に設置される – 重い家具を置く場所として使用 – 畳の保護と装飾の役割を担う – 畳と同じ高さに設置 – 木材の種類や木目によって部屋の雰囲気が変わる |
地板に使われる木材

住まいの顔となる床材には、耐久性と美しさを兼ね備えた木材が使われます。古くから日本で愛されてきた木材としては、「木曽檜」が挙げられます。木曽檜は、その芳香と美しい木目、そして高い耐久性から、最高級の床材として知られています。また、木曽檜と並んで人気が高いのが「杉」です。杉は、木曽檜に比べて柔らかく、足触りが優しいのが特徴です。断熱性にも優れているため、冬でも暖かく過ごすことができます。
一方、近年では、輸入木材も人気を集めています。代表的なものとしては、「オーク」や「ウォールナット」などが挙げられます。オークは、重厚感があり、洋風の住宅によく合います。また、傷がつきにくいため、小さな子供がいる家庭でも安心です。ウォールナットは、その落ち着いた色合いと美しい木目が特徴で、高級家具などにもよく使われています。
このように、床材として使用される木材は様々です。それぞれの木材の特徴を理解し、自分のライフスタイルや好みに合ったものを選ぶことが大切です。
木材 | 特徴 |
---|---|
木曽檜 | 芳香、美しい木目、高い耐久性を持つ最高級木材 |
杉 | 木曽檜に比べて柔らかく、足触りが優しい。断熱性にも優れる。 |
オーク (輸入木材) | 重厚感があり、洋風の住宅に合う。傷がつきにくい。 |
ウォールナット (輸入木材) | 落ち着いた色合いと美しい木目が特徴。高級家具にも使用される。 |
地板の役割と魅力

地板は、和室において家具を置くためだけの場所ではなく、空間全体を美しく見せるための重要な要素の一つです。 畳敷きの部屋に変化を与えることで、視覚的なアクセントとなり、部屋に奥行きを感じさせる効果があります。
例えば、部屋の広さに合わせて地板のサイズを調整することで、空間にメリハリを生み出すことができます。また、木材の色や木目を活かすことで、畳とのコントラストが生まれ、部屋全体に落ち着いた雰囲気や重厚感を与えることができます。さらに、地板は単なる床材ではなく、その上に花瓶や掛け軸、季節の置物などを飾ることで、床の間とは異なる趣の空間を演出することができます。 床の間よりも低い位置に飾ることで、視線を自然と下に誘導し、落ち着いた雰囲気を作り出す効果もあります。
このように、地板は和室の美しさを高めるだけでなく、住む人の感性を刺激し、豊かな暮らしを彩る存在と言えるでしょう。
役割 | 効果 |
---|---|
視覚的なアクセント | 畳敷きの部屋に変化を与え、奥行きを感じさせる |
空間のメリハリ | 部屋の広さに合わせてサイズを調整することで生まれる |
落ち着いた雰囲気、重厚感 | 木材の色や木目を活かすことで、畳とのコントラストが生まれる |
床の間とは異なる趣の空間演出 | 花瓶や掛け軸、季節の置物を飾ることで生まれる |
落ち着いた雰囲気 | 床の間よりも低い位置に飾ることで、視線を下に誘導する |
床材の美しさを長持ちさせるお手入れ方法

床は、家の中でも常に負担がかかっている場所であり、美しさを保つためには定期的なお手入れが欠かせません。しかし、正しいお手入れ方法を知らないまま行ってしまうと、傷やシミの原因になってしまうこともあります。そこで今回は、床材の中でも特に人気のある、フローリングの適切なお手入れ方法について詳しく解説していきます。
毎日の習慣として、乾いた布で軽く拭き掃除をすることから始めましょう。ホコリや髪の毛などは、そのまま放置すると床の表面を傷つける原因になります。こまめに拭き掃除をすることで、床材の美しさを保つだけでなく、傷の予防にも繋がります。もし、飲み物をこぼしてしまったり、汚れが目立つ場合には、固く絞った雑巾で丁寧に拭き取ってください。この際、水気を多く含んだ雑巾を使用すると、床材に染み込んでしまい、シミや変色の原因となる可能性があります。そのため、水拭きをする場合は、できるだけ水気を切った状態で行うように心がけましょう。さらに、年に数回は、専用のワックスやオイルを塗布することをおすすめします。ワックスやオイルは、床材の表面を保護するだけでなく、美しい艶を出す効果もあります。ワックスやオイルを選ぶ際には、お使いの床材の種類に合ったものを選ぶようにしましょう。適切なお手入れを続けることによって、フローリングの美しさを長く保つことができます。
今回ご紹介したお手入れ方法を参考に、末永く美しい床を楽しんでください。
お手入れ頻度 | お手入れ方法 | 注意点 |
---|---|---|
毎日 | 乾いた布で軽く拭き掃除 | ホコリや髪の毛などをそのまま放置しない |
汚れが目立つ場合 | 固く絞った雑巾で丁寧に拭き取る | 水気を多く含んだ雑巾の使用は避ける |
年に数回 | 専用のワックスやオイルを塗布 | 床材の種類に合ったものを使用する |
まとめ

畳敷きのイメージが強い和室ですが、空間の一部に板の間を設けることで、空間にメリハリが生まれ、視覚的な広がりを感じさせることができます。 木材ならではの温かみのある質感は、心安らぐ空間を演出し、私たちを穏やかな気持ちにさせてくれます。
地板に使用される木材は、色や木目、風合いも様々です。 例えば、明るい色合いの木材を選べば、空間がより広く感じられますし、濃い色合いの木材を選べば、落ち着いた重厚感のある雰囲気を演出できます。フローリングとは異なる、木材そのものの自然な風合いを生かした仕上げや、伝統的な技法を用いることで、時を経ても色褪せない美しさを楽しむことができます。
和室の地板は、ただ床材としての役割を果たすだけではありません。 日本の伝統的な美意識が息づく、空間の重要な要素の一つと言えるでしょう。適切な手入れをしながら、長く使い続けることで、味わいが増し、より愛着が湧いてくるでしょう。地板のある和室で、ゆったりとくつろぎながら、日本の伝統的な美意識を感じてみてはいかがでしょうか。
和室の地板 | 効果・特徴 |
---|---|
空間の一部に板の間 | ・空間にメリハリが生まれ、視覚的な広がりを感じさせる ・木材の温かみのある質感が、心安らぐ空間を演出 |
木材の種類 | ・色や木目、風合いも様々 ・明るい色合い:空間を広く見せる効果 ・濃い色合い:落ち着いた重厚感を演出 |
仕上げ・技法 | ・木材の自然な風合いを生かした仕上げ ・伝統的な技法:時を経ても色褪せない美しさ |
その他 | ・床材以上の役割を果たし、空間の重要な要素 ・適切な手入れで味わいが増し、愛着が湧く |