内装の表情を豊かに：錬板の魅力

内装の表情を豊かに：錬板の魅力

リフォームについて知りたい

先生、「錬板」ってリフォームの資料で見かけたんですけど、どういうものですか？

リフォーム専門家

良い質問だね！「錬板」は薄い板状の仕上げ材で、「ねりいた」って読むんだよ。他に「突板（つきいた）」とも呼ばれているよ。

リフォームについて知りたい

へえー、薄い板なんですね！どんな時に使うんですか？

リフォーム専門家

木目の美しさを生かしたい時に、下地材に貼り付けて使うことが多いかな。例えば、家具やドアの表面、壁の仕上げなどによく使われているよ。

錬板・錬り板とは。

「錬板」や「錬り板」は、リフォームで使われる言葉の一つです。天然の木を薄く、0.2ミリメートルから3ミリメートルほどの厚さに削った板のことを指します。表面をきれいに仕上げるために使われ、内装の仕上げに、下地となる材料に接着して使われます。「突板」と同じものを指します。

自然の風合いを生かす錬板

木材の持つ自然な美しさを最大限に引き出す「錬板」。わずか0.2～3mmほどの薄さに仕上げられた天然木の板は、繊細な美しさと、加工のしやすさを兼ね備えています。

一枚一枚異なる木目や色合いは、まさに自然が織りなす芸術。光が当たると、その陰影が空間に奥行きを生み出し、温かみのある表情を見せてくれます。薄いからこそ、木材本来の風合いが際立ち、見る人を魅了するのでしょう。

また、この薄さは、加工のしやすさにもつながります。曲面などにも柔軟に対応できるため、従来の木材では難しかった複雑なデザインも可能になりました。壁や天井、家具など、様々な場所で使用することができ、空間に個性と彩りを与えます。

自然素材ならではの優しい肌触りも魅力の一つ。視覚だけでなく、触覚からも温もりを感じることができるでしょう。自然の息吹を感じながら、穏やかな時間を過ごせる空間作りに、錬板は最適な素材と言えるでしょう。

項目	内容
素材	天然木
厚さ	0.2～3mm
特徴	・繊細な美しさ・加工のしやすさ・一枚一枚異なる木目や色合い・光による陰影が空間に奥行きを生み出す・木材本来の風合い・曲面など柔軟な加工が可能・自然素材ならではの優しい肌触り
用途	壁、天井、家具など
効果	空間に個性と彩りを与える温かみのある空間作り

突板との違いとは？

「突板」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。家具のカタログなどで見かけることもあるかもしれません。実は、突板と錬板は全く同じものを指します。どちらも、薄い天然木の板を合板などの基材に貼り合わせて作られています。一般的に、建築業界では「突板」、家具業界では「錬板」と呼ばれることが多いようですが、呼び方が違うだけで、その優れた特性は変わりません。

突板(錬板)の一番の特徴は、天然木の美しい木目や風合いを活かせるという点です。薄い板を使うため、無垢材に比べてコストを抑えることができ、家具などを手軽に天然木の雰囲気を楽しむことができます。また、軽量で加工しやすいというメリットもあり、テーブルやドア、床材など、様々な用途に活用されています。

突板(錬板)とよく比較されるのが、木材をそのまま使った「無垢材」です。無垢材は、天然木ならではの重厚感や温かみが魅力ですが、価格が高く、湿度や温度の変化によって反りや割れが生じる可能性もあります。一方、突板(錬板)は、無垢材に比べて安価で、反りや割れが起こりにくいというメリットがあります。

このように、突板(錬板)は、天然木の美しさと機能性を兼ね備えた魅力的な素材です。家具選びやリフォームの際には、ぜひ検討してみてください。

項目	突板(錬板)	無垢材
特徴	天然木の薄い板を合板などに貼り合わせたもの天然木の美しさと機能性を兼ね備えている	木材をそのまま使用天然木ならではの重厚感や温かみが魅力
メリット	・天然木の木目や風合いを活かせる・無垢材に比べて安価・軽量で加工しやすい・反りや割れが起こりにくい	・高級感がある・耐久性が高い・経年変化を楽しめる
デメリット	・無垢材に比べて風合いが劣る場合がある・表面が傷つきやすい場合がある	・価格が高い・湿度や温度の変化によって反りや割れが生じる可能性がある・重量がある
用途	テーブル、ドア、床材など	家具、床材、建具など

様々な表情を生み出す

木材をそのまま活かした内装材である錬板は、空間の印象を大きく左右する要素の一つです。その魅力は、何と言っても木材本来が持つ豊かな表情にあります。

まず、木材の種類によって大きく雰囲気が変わります。例えば、明るい色味の檜や杉などは、空間を広く明るく見せる効果があります。一方、落ち着いた色合いの欅や栗などは、重厚感と高級感を演出するのに最適です。

さらに、同じ木材でも木目によって表情が変わります。はっきりとした力強い木目は、空間に躍動感を与えますし、細かく繊細な木目は、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出します。

また、木材の色合いも重要な要素です。木材本来の色味を活かした仕上げはもちろん、塗装によって色味を変えることも可能です。明るい色合いで塗装すれば、空間全体が華やかになり、暗い色合いで塗装すれば、シックでモダンな印象になります。

このように、錬板は木材の種類、木目、色合いなどを組み合わせることで、無限の可能性を秘めたデザイン素材と言えるでしょう。

要素	効果	種類
木材の種類	空間の雰囲気を変える	檜や杉：明るく広々とした印象欅や栗：重厚感と高級感を演出
木目	表情を変える	力強い木目：躍動感繊細な木目：上品で落ち着いた雰囲気
色合い	空間の印象を左右する	明るい色合い：華やか暗い色合い：シックでモダン

空間のアクセントに

お部屋の雰囲気をガラリと変えたいけれど、大掛かりな工事はちょっと…とお考えの方も多いのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、空間のアクセントとして取り入れやすい装飾素材です。

金属を加工して作られる装飾素材は、壁や天井、扉、家具など、様々な場所に使用することができます。お部屋全体に使用するだけでなく、一部にアクセントとして取り入れることで、空間に変化を加え、より洗練された印象を与えることができます。

例えば、何もない壁の一面にこの装飾素材を貼るだけで、空間が一気に華やかになり、奥行きと温かみが生まれます。殺風景だった空間が、この素材を取り入れることで、個性的な空間へと生まれ変わります。

また、シンプルなデザインの家具にこの装飾素材を施すことで、高級感を演出することもできます。

このように、装飾素材は、空間に個性と彩りを加えることができる、大変魅力的な素材と言えるでしょう。

メリット	使用例	効果
空間のアクセントになる	壁、天井、扉、家具など	洗練された印象を与える
空間を華やかにする	何もない壁一面	奥行きと温かみが生まれる
個性的な空間にする	殺風景な空間	個性的な空間になる
高級感を演出する	シンプルなデザインの家具	高級感を演出する