空間を有効活用！リフォームで入隅を使いこなす

空間を有効活用！リフォームで入隅を使いこなす

リフォームについて知りたい

先生、『入隅（いりずみ）』って、リフォームのときにどんな場所を指す言葉ですか？

リフォーム専門家

いい質問だね。『入隅』は、たとえば部屋の壁と壁がぶつかってできる、へこんだ角のことを言うんだ。机で言うと、君がいつもノートを広げているところがそうだね。

リフォームについて知りたい

ああ、あの角ですね！確かにあそこは壁が２つ合わさって、へこんでいますね！

リフォーム専門家

その通り！リフォームの際には、壁紙を貼ったりするときに、この『入隅』の部分はきれいに仕上げるのが難しいんだよ。

住まいの顔！入隅とは？

住まいの中で、部屋と部屋の境目にある壁のことをご存知でしょうか？ 部屋の角にあたる部分を「入隅」と呼びます。この入隅は、部屋の印象を決める大切な要素の一つです。二つの壁面が内側に折り込まれるように交わることで生まれる空間であり、部屋に奥行き感を与えたり、家具の配置を決めたりする際に重要な役割を果たします。例えばリビングのような広い空間の場合、入隅をどのように使うかで雰囲気が大きく変わります。もし、リビングの入隅が広々としていれば、大きな観葉植物を置くことで緑のアクセントを加え、さらに開放的な空間を演出することができます。また、間接照明を仕込むことで、壁に光と影のコントラストが生まれ、落ち着いた雰囲気を演出することも可能です。一方、寝室や書斎などの落ち着いた空間では、入隅に本棚を設置するのも良いでしょう。壁一面に広がる本棚は、それだけで知的な印象を与え、自分だけの特別な空間を演出できます。このように、入隅はただ部屋の角というわけではなく、住む人の個性を表現したり、空間をより快適にするための工夫を凝らすことができる場所なのです。家の間取りを考える際には、入隅をどのように活用できるか、ぜひ想像してみてください。

デッドスペースを有効活用

部屋の隅っこ、特に壁と壁が交わる入隅と呼ばれる場所は、うまく活用しないと家具の配置が難しく、デッドスペースになりがちです。しかし、リフォームによって、この入隅を収納スペースとして有効活用することができます。

例えば、入隅部分の壁一面に、天井まで届く造り付けの棚を設置してみましょう。棚の奥行きは、収納するものに合わせて自由に調整できます。本や雑誌を収納すれば、まるで図書館の一角のような雰囲気を演出できますし、お気に入りの雑貨をディスプレイすれば、個性的な空間を創り出すことも可能です。

また、奥行きのある入隅であれば、デスクを置いてワークスペースとして活用するのも良いでしょう。壁に囲まれた空間は、集中しやすい環境を作り出すのに役立ちます。デスクの上部に棚を設置すれば、収納力もさらにアップします。

さらに、入隅の形状に合わせたサイズの収納家具をオーダーメイドすれば、空間を無駄なく最大限に活用できます。引き出しや扉の開閉方向も考慮して設計することで、使い勝手も抜群です。

このように、入隅を有効活用することで、収納スペースを増やしたり、快適なワークスペースを確保したりすることができます。リフォームの際には、ぜひ入隅の活用について検討してみてください。

動線を意識した設計

住宅のリフォームを行う際には、間取りや内装だけでなく、そこで生活する人の動きやすさも考慮することが大切です。

例えば、廊下とリビングの境目にある角の部分。
ここは毎日必ず通る場所ですが、もし角が鋭く尖っていると、
知らず知らずのうちにストレスを感じてしまうかもしれません。

そこでリフォームの際に、この角の部分を少し丸くするだけで、
空間全体が柔らかな印象になり、動きもスムーズになります。

また、キッチンカウンターの角を斜めにカットするのも効果的です。
こうすることで、作業スペースが広くなるだけでなく、
キッチン全体が広く感じられ、開放感が生まれます。

このように、普段何気なく通っている場所の角を少し変えるだけで、
日々の暮らしは大きく変わります。
リフォームの際には、ぜひ動線を意識した設計を取り入れてみてください。

採光と風通し

住宅において、明るく風通しの良い空間は、快適な暮らしに欠かせません。特に、部屋のコーナー部分である入隅は、採光や風通しが悪くなりやすい場所です。

窓がない部屋では、入隅部分に室内窓を設置することで、隣の部屋からの光を取り込むことができます。これにより、暗くなりがちな部屋に自然光が差し込み、明るさが確保されます。室内窓のデザインは、お部屋の雰囲気に合わせて、ガラスの種類やサイズを選ぶことができます。

風通しに関しては、壁の一部に開口部を設けることが有効です。これにより、空気の通り道ができ、効率的に換気が行えます。また、壁に格子状のデザインを取り入れることでも、風通しを良くすることができます。格子部分は、視線を遮りながらも風を通す役割を果たし、プライバシーを確保しながら開放的な空間を作ることができます。

採光と風通しを考慮した設計は、快適な居住空間を実現する上で非常に重要です。入隅部分も工夫次第で、明るく風通しの良い空間にすることができますので、専門家にご相談の上、最適なプランを検討してみてはいかがでしょうか。

個性的な空間を演出

部屋の角にある入隅は、空間デザインのアクセントとして活用できる場所です。
壁紙やタイルを使って一部の壁の色や素材を変えたり、飾り棚を設置したりすることで、個性的な空間を演出することができます。
例えば、リビングの一角を入隅を利用して書斎スペースにする場合、落ち着いた色の壁紙を貼ったり、本棚を設置したりすることで、リラックスできる空間に仕上げることができます。
また、照明を工夫することで、入隅の陰影を強調し、空間に奥行きを出すことも可能です。
間接照明を入隅に設置することで、壁に陰影が生まれ、空間に広がりを感じさせることができます。
さらに、入隅にニッチカウンターを設置すれば、ディスプレイコーナーとして活用することもできます。
お気に入りの雑貨や小物を飾ったり、植物を置いたりすることで、空間のアクセントになります。
リフォームによって、入隅を活かした個性的な空間を作ってみましょう。