住宅リフォームで変わる!天井の種類と選び方

先生、リフォームのチラシで『天井』の種類がたくさん書いてあるんですけど、よく分かりません。何か違いがあるのですか?

なるほどね。天井にも色々な種類があるんだね。例えば、みんなが普段よく目にするような、平らな天井は「平天井」っていうんだけど、その他にも、斜めに傾斜がついた天井や、船底のように丸みを帯びた天井もあるんだよ。

へえー、天井にも色々あるんですね!でも、なんで形が違う天井があるんですか?

それはね、部屋の雰囲気を変えたり、使い勝手を良くしたりするためなんだ。例えば、船底のように丸みを帯びた天井は、部屋を広く感じさせる効果があるんだよ。茶室に多い「掛込天井」や「落天井」は、独特の雰囲気を出すために用いられることが多いんだ。
天井とは。
部屋の天井には、大きく分けていくつかの形があります。床を水平に広げたような形の「平天井」は、最もよく見られる形です。天井の端を少しだけ高くした「折上天井」、船底をひっくり返したような形の「船底天井」、天井の一部を斜めに下げた「掛込天井」、天井の中央部分を一段低くした「落天井」などがあり、茶室などでは「掛込天井」や「落天井」がよく使われています。また、屋根裏を見せる「化粧屋根裏」といったものもあります。
天井の印象を決める様々な形状

住まいを新しくするリフォームにおいて、天井は部屋の広さや雰囲気を大きく左右する大切な要素の一つです。一口に天井と言っても、平らな平天井、一部を高くした折上天井、緩やかにカーブを描く船底天井、天井から一段下げた掛込天井、傾斜のある屋根そのままの形を生かした落天井、梁など構造材を見せる化粧屋根裏など、実に様々な形状があります。
それぞれの形状によって、部屋に与える印象は大きく変わります。例えば、平天井はすっきりとしたシンプルな印象を与え、部屋を広く見せる効果があります。一方、折上天井は天井高を高く感じさせ、開放的な空間を作り出します。また、船底天井は柔らかく温かみのある雰囲気を演出し、掛込天井は空間にメリハリを与え、空間に変化をもたらせます。さらに、落天井は勾勾配天井とも呼ばれ、屋根の傾斜を活かした個性的な空間を創り出します。化粧屋根裏は、梁や柱を見せることで、空間に重厚感や木の温もりを感じさせることができます。
このように、天井の形状によって、部屋の雰囲気は大きく変わるため、リフォームを計画する際には、どのような空間にしたいかを具体的にイメージし、それに合った天井の形状を選ぶことが大切です。そして、照明との組み合わせ方によっても、さらに空間の印象を変えることができます。専門家の意見も参考にしながら、理想の空間を実現させてください。
天井の形状 | 特徴 |
---|---|
平天井 | すっきりとしたシンプルな印象を与え、部屋を広く見せる効果 |
折上天井 | 天井高を高く感じさせ、開放的な空間 |
船底天井 | 柔らかく温かみのある雰囲気 |
掛込天井 | 空間にメリハリを与え、変化をもたらせる |
落天井 (勾配天井) | 屋根の傾斜を活かした個性的な空間 |
化粧屋根裏 | 梁や柱を見せることで、重厚感や木の温もり |
最も一般的な平天井

住宅の天井といえば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが平天井ではないでしょうか。その名前の通り、天井が水平に張られているシンプルな構造が特徴です。
平天井は、住宅において最も一般的に見られる形式です。その理由は、シンプルながらもすっきりとした印象を与え、空間を広く見せる効果があるためです。天井に余計な装飾がないため、部屋全体が開放的に感じられ、圧迫感を感じにくいというメリットがあります。また、天井高を高くすることで、さらに開放感を演出することも可能です。
さらに、平天井は照明器具やインテリアとの組み合わせによって、多様な雰囲気の部屋作りを楽しむことができます。例えば、ダウンライトを埋め込むことでモダンな雰囲気に、シャンデリアを取り付けることで華やかな雰囲気にと、住む人の好みに合わせて自由にアレンジが可能です。
リフォームの際には、天井の高さや照明、内装材などを工夫することで、平天井でありながらも個性的な空間を演出することができます。シンプルな構造だからこそ、アイデア次第で様々な可能性が広がります。
メリット | 説明 |
---|---|
空間を広く見せる効果 | シンプルな構造のため、部屋全体が開放的に感じられ、圧迫感を感じにくい。天井高を高くすることで、さらに開放感を演出することも可能。 |
多様な雰囲気の部屋作りが可能 | 照明器具やインテリアとの組み合わせによって、モダンな雰囲気や華やかな雰囲気など、住む人の好みに合わせて自由にアレンジが可能。 |
リフォームで個性的な空間を演出可能 | 天井の高さや照明、内装材などを工夫することで、平天井でありながらも個性的な空間を演出することが可能。 |
空間に変化を加える折上天井

お部屋の雰囲気をガラリと変えたいけれど、大規模な工事はちょっと…という方にぴったりなのが、天井に変化を加える「折上天井」です。折上天井とは、天井の一部を一段高くした形状のことを指します。まるで、天井が空に向かって大きく開くように、空間に広がりと奥行きを与えてくれます。
リビングやダイニングなど、家族が集う広い空間に取り入れることで、開放感と高級感がぐっと増します。特に、天井が高くないマンションでも、折上天井を施すことで、実際の高さ以上の広がりを感じることができるでしょう。
照明との組み合わせ次第で、さらに魅力的な空間になるのも折上天井の魅力の一つです。一段高くなった部分に間接照明を仕込めば、天井に広がる柔らかな光が、空間に穏やかで落ち着いた雰囲気を演出してくれます。また、ペンダントライトを吊り下げれば、空間にリズムが生まれ、より印象的な空間になるでしょう。
折上天井は、シンプルなデザインながら、空間に大きな変化を与えてくれます。ぜひ、あなたの家にも取り入れてみませんか?
メリット | 効果 | その他 |
---|---|---|
空間に広がりと奥行きを与える | 開放感と高級感 | リビングやダイニングなど広い空間に最適 |
天井が高く感じる | – | マンションにおすすめ |
照明と組み合わせることで魅力的な空間になる | 間接照明で穏やかで落ち着いた雰囲気 ペンダントライトで空間にリズム | – |
独特の雰囲気を持つ船底天井

船底天井は、その名の通り、船をひっくり返したような、緩やかなアーチ状を描いた形状が特徴です。天井の中央部分が最も高くなるため、一般的な平らな天井と比べて、開放感が生まれ、実際の床面積よりも広く感じられます。この天井は、その形状から、別荘地などによく見られる山小屋風の住宅や、開放的な雰囲気を重視したリビングによく用いられます。
天井が高くなることで、壁際に家具を配置しても圧迫感が軽減され、ゆったりとした空間になるという利点もあります。また、高い位置に窓を設置することで、太陽の光をふんだんに取り込むことも可能です。日中は自然光で明るく、夜は天井の広がりによって照明の効果も高まり、時間帯によって表情を変える魅力的な空間になるでしょう。
特徴 | メリット | 設置場所例 |
---|---|---|
緩やかなアーチ状 | 開放感がある 広く感じる 圧迫感を軽減 ゆったりとした空間になる | 別荘地などの山小屋風の住宅 開放的な雰囲気のリビング |
天井が高くなる | 太陽の光をふんだんに取り込める 照明の効果が高まる 時間帯によって表情を変える魅力的な空間になる |
和の空間を演出する掛込天井と落天井

日本の伝統的な建築様式において、天井は部屋全体の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。その中でも、掛込天井と落天井は、和の空間特有の静寂さと落ち着きを生み出す効果的な手法として知られています。
掛込天井は、部屋の周囲に一段低い天井を設けることで、空間に奥行きと広がりを感じさせることができます。天井の高低差によって空間にリズムが生まれ、視線を柔らかく誘導する効果もあります。一方、落天井は、天井の一部を四角く落とし込むことで、空間にメリハリと重厚感を与えます。特に、床の間や仏間など、特別な空間を際立たせるために用いられることが多いです。
掛込天井と落天井は、その形状だけでなく、使用する素材によっても雰囲気が大きく変わります。木材の温かみを活かした格天井や、漆喰の重厚感を活かした塗り天井など、様々なバリエーションがあります。さらに、照明との組み合わせ方によっても、空間の表情は大きく変化します。天井に間接照明を埋め込むことで、柔らかく温かい光で空間を包み込み、より一層落ち着いた雰囲気を演出することができます。
このように、掛込天井と落天井は、日本の伝統的な美意識と高い技術が融合した、優れた建築手法と言えるでしょう。
特徴 | 掛込天井 | 落天井 |
---|---|---|
形状 | 部屋の周囲に一段低い天井を設ける | 天井の一部を四角く落とし込む |
空間効果 | 奥行きと広がり、リズムを生み出す | メリハリと重厚感を与える |
使用例 | 広い空間 | 床の間、仏間など特別な空間 |
素材 | 木材、漆喰など | 木材、漆喰など |
照明効果 | 間接照明との組み合わせで落ち着いた雰囲気に | 間接照明との組み合わせで厳かな雰囲気に |
開放感抜群の化粧屋根裏

天井を高くして、部屋に広々とした開放感を与えたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そんな願いを叶える方法の一つに、「化粧屋根裏」があります。
化粧屋根裏とは、屋根を支える骨組みである梁をそのまま見せる天井のことを指します。一般的には天井裏に隠れてしまう梁をあえて露出させることで、空間をより広く、そして個性的に演出することができます。
化粧屋根裏の魅力は、なんといってもその開放感です。天井が高くなることで視線が上がり、実際の広さ以上に部屋を広く感じられます。また、梁の素材や色によって、部屋の雰囲気をガラリと変えることも可能です。例えば、木の温かみを活かした明るい梁ならナチュラルテイストに、ダークブラウンの重厚感のある梁ならヴィンテージ風にと、好みのテイストに合わせて空間をデザインできます。
化粧屋根裏は、シンプルなデザインの住宅だけでなく、ヴィンテージ風やカントリー風の住宅にもよく合います。屋根の構造によっては実現が難しい場合もありますが、開放的で個性的な空間作りに興味がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。
項目 | 内容 |
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定義 | 屋根を支える梁をそのまま見せる天井のこと |
メリット |
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相性がいい住宅のテイスト |
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注意点 | 屋根の構造によっては実現が難しい場合もある |