快適なバスタイムを実現!~お風呂工事の基礎知識~
リフォームについて知りたい
「風呂工事」って、どんな工事のことですか?
リフォーム専門家
いい質問ですね。「風呂工事」は、その名の通り、お風呂場に関する工事全般を指します。
リフォームについて知りたい
工事全般というと、具体的にはどんな工事がありますか?
リフォーム専門家
例えば、浴室の床の基礎を固める工事や、古いお風呂の設備を壊して新しいものと取り替える工事、新しいお風呂に水道の管をつなぐ工事などが挙げられます。
風呂工事とは。
「お風呂工事」は、リフォームによく出てくる言葉で、お風呂場を工事することを指します。具体的には、お風呂場の基礎となる土間のコンクリート打ちや、古いお風呂の設備を壊して新しいものを設置する作業、そして水道やお湯の配管工事などが挙げられます。
お風呂工事の種類
お風呂工事と一言で言っても、その内容は実に様々です。大きく分けて、部分的な改修工事と、浴室全体の大規模なリフォーム工事の二つがあります。
部分的な改修工事では、古くなった浴槽や洗面台だけを交換したり、壊れたシャワーヘッドを交換したりといった工事が挙げられます。浴室全体の雰囲気は大きく変えずに、古くなった設備を新しくしたいという場合に適しています。例えば、最新型の節水機能付きのシャワーヘッドに交換すれば、水道代を節約できるといったメリットがあります。
一方、浴室全体のリフォーム工事では、浴室の床や壁のタイルを全て張り替えたり、浴室暖房乾燥機を設置したりといった、大規模な工事を行います。浴室全体の印象をガラリと変えたい場合や、より快適な浴室にしたい場合に最適です。最近では、浴室に大きな窓を設置して露天風呂のような開放的な空間を作ったり、高級感あふれるタイルや照明を使ってホテルのようなラグジュアリーな浴室を作ったりといった、デザイン性や快適性を重視したリフォームも人気を集めています。
このように、お風呂工事には様々な種類があります。ご自身の予算や希望する浴室のイメージに合わせて、最適な工事内容を選びましょう。
工事の種類 | 内容 | メリット | 例 |
---|---|---|---|
部分改修工事 | 浴槽、洗面台、シャワーヘッドなど、老朽化した設備のみを交換する。 | ・浴室全体の雰囲気は変えずに、古くなった設備を新しくできる。 ・工事費用を抑えられる。 | ・最新型の節水シャワーヘッドに交換 ・壊れたタイルの補修 |
浴室全体のリフォーム工事 | 床、壁、天井の張り替え、浴室乾燥機や暖房便座の設置など、浴室全体の大規模な工事を行う。 | ・浴室全体の印象をガラリと変え、快適性を向上できる。 ・断熱性を高めることで、光熱費の削減になる場合もある。 | ・浴室に大きな窓を設置して露天風呂のような開放的な空間を作る ・高級感あふれるタイルや照明を使ってホテルのようなラグジュアリーな浴室を作る |
工事の具体的な流れ
– 工事の具体的な流れ
夢の浴室を実現するためのリフォーム工事ですが、一体どのような手順で進んでいくのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、一般的な浴室リフォーム工事の流れを具体的に見ていきましょう。
-1. 解体作業-
まずは、既存の浴室を解体する作業から始まります。長年使い慣れた浴室ともこれでお別れです。浴槽や洗面台はもちろんのこと、壁や床材などもすべて丁寧に撤去していきます。また、給排水や電気などの配線も、必要に応じて取り外したり、移設したりします。
-2. 土間コンクリート打設-
解体作業が完了したら、浴室の基礎となる土間コンクリートを打設します。この工程は、浴室の耐久性を左右する重要な工程です。水平をしっかりと確認しながら、丁寧にコンクリートを流し込んでいきます。コンクリートが完全に乾燥するまでには数日かかるため、工事はここで一旦中断となります。
-3. 設備の設置・接続-
土間コンクリートがしっかりと乾燥したら、いよいよ新しい浴室の設備を設置していきます。まずは浴槽や洗面台などの大きな設備から設置し、その後、給排水設備や電気配線などを接続していきます。配管の接続などは特に慎重に行う必要があり、水漏れなどが発生しないよう、入念なチェックを行います。
-4. 壁・床の仕上げ・設備取り付け-
設備の設置・接続が完了したら、壁や床の仕上げ材を施工していきます。タイルやパネルなど、様々な素材がありますので、事前にショールームなどで確認しておくと良いでしょう。同時に、照明や換気扇、鏡などの設備も取り付けていきます。
-5. 完成-
最後に、全体を入念にチェックし、問題がなければいよいよ完成です。新しい浴室に生まれ変わり、快適なバスタイムを楽しめるようになるでしょう。
工程 | 内容 |
---|---|
1. 解体作業 | 既存の浴室を解体する。浴槽、洗面台、壁、床材などを撤去。給排水や電気などの配線も取り外したり、移設したりする。 |
2. 土間コンクリート打設 | 浴室の基礎となる土間コンクリートを打設する。水平をしっかりと確認しながら、丁寧にコンクリートを流し込んでいく。 |
3. 設備の設置・接続 | 新しい浴室の設備を設置する。浴槽や洗面台などから設置し、給排水設備や電気配線などを接続する。水漏れなどが発生しないよう、入念なチェックを行う。 |
4. 壁・床の仕上げ・設備取り付け | 壁や床の仕上げ材を施工する。タイルやパネルなど、様々な素材がある。照明や換気扇、鏡などの設備も取り付ける。 |
5. 完成 | 全体を入念にチェックし、問題がなければ完成。 |
工事期間の目安
お風呂の工事期間は、工事の内容や浴室の広さによって大きく変わります。
例えば、ユニットバスへの交換工事であれば、平均して3日から1週間ほどで工事が終わります。しかし、浴室全体の改修工事となると、工事期間はさらに長くなり、1週間から2週間、場合によってはそれ以上の期間が必要になることもあります。
浴室の工事内容を具体的に見ていきましょう。
ユニットバスの交換工事の場合、まず既存の浴室を解体する作業から始まります。その後、新しいユニットバスを設置し、配管や電気設備の接続を行います。最後に、壁や床の仕上げ工事を行い、完成となります。
一方、浴室全体の改修工事の場合、ユニットバスの交換工事の内容に加えて、浴室の床や壁の解体・撤去、断熱材の設置、窓やドアの交換など、より広範囲な工事が必要になります。
工事期間が長くなると、その間お風呂に入れない場合もあります。特に冬場など、お風呂に入れない期間が長くなると不便を感じることもあるでしょう。
そのため、工事期間については、事前に業者としっかり話し合い、工事のスケジュール調整を行うことが重要です。
また、工事期間中は、近隣の銭湯や親戚の家のお風呂を借りるなど、代替入浴の手段も検討しておきましょう。
工事内容 | 工事期間 | 備考 |
---|---|---|
ユニットバスへの交換工事 | 3日~1週間 | 既存浴室の解体、ユニットバス設置、配管・電気設備接続、壁・床仕上げ |
浴室全体の改修工事 | 1週間~2週間(場合によってはそれ以上) | ユニットバス交換工事の内容に加え、床・壁の解体・撤去、断熱材設置、窓・ドア交換など |
費用相場と注意点
お風呂の工事をする際にかかる費用は、使用する設備や材料、工事の内容によって大きく変わってきます。
例えば、ユニットバスに取り替える工事の場合、一般的な相場は約50万円から150万円とされています。しかし、浴室の構造を活かしながらタイルや浴槽などを一新する、在来工法で全面的に改装する場合には、100万円から300万円、場合によってはそれ以上の費用がかかることもあります。
工事費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。それぞれの業者が提示する工事内容や使用する設備、材料などが異なる場合があるため、注意深く確認する必要があります。
また、見積書の内容について、不明な点があれば、遠慮なく業者に質問し、疑問を解消しておくことが重要です。例えば、工事保証の内容や期間、追加工事が必要になった場合の費用などについて、事前に確認しておくようにしましょう。
工事の種類 | 費用の相場 |
---|---|
ユニットバスへの交換 | 約50万円~150万円 |
在来工法による全面改装 | 約100万円~300万円 (場合によってはそれ以上) |
快適なバスタイムを実現するために
一日の終わりに、温かい湯船に浸かってその日の疲れを癒し、心身を解きほすお風呂の時間。それは、現代社会を生きる私たちにとって、かけがえのない大切なひとときと言えるでしょう。
古くなった浴室を新しくしたい、もっと快適な空間にしたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ浴室の改装工事を検討するとなると、一体どこから手をつければいいのか迷ってしまうものです。
費用のこと、機能面、そしてデザインなど、考慮すべき点は多岐にわたります。
近年は、最新の設備や素材が数多く登場し、浴室の快適性や機能性は飛躍的に向上しています。例えば、ボタン一つでお湯張りから追い焚きまでできる給湯システムや、床の冷たさを解消する断熱性の高い床材、さらには浴室と脱衣所の温度差をなくす浴室暖房乾燥機など、快適なバスタイムを実現するための様々な設備が充実しています。
より快適で機能的な理想の浴室を実現するためには、まずは情報収集が大切です。専門業者に相談し、カタログやショールームを見て、最新の設備やデザインに触れてみましょう。専門業者のアドバイスを受けながら、予算やライフスタイルに合った最適なプランを検討していくことをおすすめします。