快適なお湯ライフの要!給湯器の基礎知識
リフォームについて知りたい
先生、リフォームのチラシで『給湯器』ってよく見かけるんですけど、どんなものなんですか?
リフォーム専門家
いい質問だね!『給湯器』は、お風呂や台所にお湯を届けるための機械のことだよ。お湯を沸かす機械だと思えばいいかな。
リフォームについて知りたい
へえー。でも、お湯を沸かすだけなら、やかんとかでもできちゃいますよね?
リフォーム専門家
確かに!でも、給湯器は蛇口をひねればすぐにお湯が出てくるし、温度も一定に保ってくれるから、とても便利なんだ。電気やガスなど、いろいろな種類があるんだよ。
給湯器とは。
家の改修でよく聞く「給湯器」っていうのは、お湯を作る機械のことだよ。お風呂とかキッチンで使うお湯を作る機械で、電気、ガス、石油、太陽熱など、いろんな種類の燃料を使うものがあるんだ。
給湯器とは?
– 給湯器とは?
給湯器とは、読んで字のごとく「お湯を供給する器械」のことです。キッチンやお風呂、洗面所など、家中の蛇口からお湯を出すために、水を温めて供給するのが主な役割です。毎日使うお湯だからこそ、給湯器は私たちの生活に欠かせないものと言えるでしょう。
給湯器には、主に「ガス給湯器」と「電気給湯器」の2種類があります。ガス給湯器は、ガスを燃焼させて水を温める仕組みで、パワフルなため短時間で大量のお湯を作ることができます。一方、電気給湯器は、電気の力で水を温める仕組みです。ガス給湯器に比べて火を使わないため、安全性が高い点が特徴です。
さらに、給湯器はお湯を作る方式によって、「瞬間式」と「貯湯式」に分けられます。瞬間式は、お湯を使う時だけ水を温める方式で、無駄なくお湯を使うことができます。貯湯式は、あらかじめタンクにお湯を貯めておく方式で、安定した湯量と温度でお湯を使うことができます。
このように、給湯器には様々な種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、家族構成やライフスタイル、予算などを考慮して、最適な給湯器を選ぶことが大切です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ガス給湯器 | ガスを燃焼させて水を温める | パワフルで短時間で大量のお湯を作れる | 火を使うため安全性に注意が必要 |
電気給湯器 | 電気の力で水を温める | 火を使わないため安全性が高い | ガス給湯器に比べてパワーが低い |
瞬間式 | お湯を使う時だけ水を温める | 無駄なくお湯を使える | 一度に大量のお湯を使う場合は温度が不安定になることも |
貯湯式 | あらかじめタンクにお湯を貯めておく | 安定した湯量と温度でお湯を使える | タンクの設置スペースが必要 |
様々な種類の給湯器
お風呂やキッチンでお湯を使う際に欠かせない給湯器ですが、「給湯器」と一口に言っても、実は様々な種類があります。ご自宅の状況や希望に合った給湯器を選ぶことが、快適な生活を送る上で重要です。
給湯器は主に使用する燃料によって分類されます。代表的なものは、ガス給湯器、電気給湯器、石油給湯器、太陽熱温水器の4種類です。
ガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを燃料としてお湯を沸かすタイプです。比較的安価で、お湯を沸かす能力も高いため、多くの家庭で選ばれています。一方で、ガスを使うため、火災のリスクや、二酸化炭素の排出といった環境面での課題も抱えています。
電気給湯器は、電気を使ってタンク内の水を温めるタイプです。火を使わないため、安全性が高く、設置場所も選びません。しかし、ガス給湯器に比べてお湯を沸かすのに時間がかかり、ランニングコストも高くなる傾向にあります。
石油給湯器は、灯油を燃料としてお湯を沸かすタイプです。ガス給湯器と同等の能力を持ちながら、燃料費を抑えられることがメリットです。しかし、灯油を保管するタンクが必要となるため、設置スペースに余裕が必要となります。また、定期的なメンテナンスも欠かせません。
太陽熱温水器は、太陽光を利用してお湯を沸かすタイプです。環境に優しく、ランニングコストも抑えられますが、天候に左右されやすいことがデメリットです。
それぞれの給湯器にはメリット・デメリットがあります。設置場所やライフスタイル、予算などを考慮し、最適な給湯器を選びましょう。
種類 | 燃料 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ガス給湯器 | 都市ガス、プロパンガス | 安価、お湯を沸かす能力が高い | 火災リスク、CO2排出 |
電気給湯器 | 電気 | 安全性が高い、設置場所を選ばない | ランニングコストが高い、お湯を沸かすのが遅い |
石油給湯器 | 灯油 | 燃料費が安い、ガス給湯器と同等の能力 | 設置スペースが必要、メンテナンスが必要 |
太陽熱温水器 | 太陽光 | 環境に優しい、ランニングコストが低い | 天候に左右される |
ガス給湯器の特徴
– ガス給湯器の特徴ガス給湯器は、都市ガスまたはプロパンガスを燃料としてお湯を沸かす給湯器です。電気給湯器と比べて、パワフルな加熱能力を持っていることが大きな特徴です。そのため、短時間で大量のお湯を使いたいご家庭、例えば、浴槽にお湯を張る時間が短い、複数人で入浴することが多いといった場合に適しています。
また、ガス給湯器はランニングコストが比較的安く済むこともメリットです。初期費用は電気給湯器よりも高くなる傾向がありますが、ガス料金は電気料金よりも安価なため、長期的には経済的と言えるでしょう。
一方で、ガス給湯器の設置にはガス工事が必要となります。そのため、設置費用がかかることや、設置場所に制約があることに注意が必要です。また、ガスを使用するため、安全性に配慮した設置と、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
特徴 | 都市ガスまたはプロパンガスを燃料 パワフルな加熱能力 | ガス工事が必要 |
費用 | ランニングコストが安い 長期的には経済的 | 設置費用が高い |
注意点 | 短時間で大量のお湯の使用に最適 安全性に配慮した設置が必要 定期的な点検・メンテナンスが必要 | 設置場所に制約がある |
電気給湯器の特徴
– 電気給湯器の特徴
電気給湯器は、その名の通り電気の力で水を温める給湯器です。ガス給湯器とは異なり火を使わないため、安全性が高いという大きなメリットがあります。火災の心配が少ないため、マンションなどの集合住宅でも安心して使うことができます。
また、ガス給湯器と比べて設置スペースがコンパクトなのも魅力です。限られたスペースでも設置しやすいので、洗面所などの狭い場所にも設置することができます。
さらに、お湯の温度調節がしやすい点もメリットとして挙げられます。電気給湯器は、設定した温度のお湯を安定して供給することができます。
一方で、ガス給湯器と比較すると、ランニングコストが高くなってしまう点はデメリットと言えるでしょう。電気料金はガス料金よりも高いため、光熱費を抑えたい場合は注意が必要です。
このように、電気給湯器にはメリットとデメリットの両方があります。それぞれの特性を理解した上で、自身のライフスタイルや住宅環境に合った給湯器を選ぶことが大切です。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
安全性 | 火を使わないため安全性が高い | – |
設置スペース | コンパクトで設置しやすい | – |
温度設定 | 設定した温度のお湯を安定供給 | – |
ランニングコスト | – | ガス給湯器と比較して高い |
その他の給湯器
– その他の給湯器の紹介
住宅の給湯システムには、ガス給湯器や電気給湯器以外にも、様々な種類があります。ここでは、石油給湯器と太陽熱温水器について詳しく解説します。
-# 石油給湯器燃料の融通が利くが、手間もかかる
石油給湯器は、灯油を燃料としてお湯を沸かす装置です。都市ガスが未開通の地域や、プロパンガスよりもランニングコストを抑えたい場合に適しています。燃料となる灯油は、ガソリンスタンドやホームセンターなどで手軽に入手できます。
しかし、石油給湯器を使用するには、定期的な燃料の補充や保管スペースが必要となります。また、燃焼時に排ガスが発生するため、設置場所には注意が必要です。
-# 太陽熱温水器環境に優しく経済的だが、天候に左右される
太陽熱温水器は、太陽光のエネルギーを利用してお湯を沸かす、環境に優しい給湯システムです。太陽光を熱に変換するため、電気代やガス代などのランニングコストを大幅に削減できます。また、CO2の排出量も少ないため、地球温暖化対策にも貢献します。
しかし、太陽熱温水器は天候に左右されやすく、雨天や曇天時には十分な量の熱水が得られない場合があります。そのため、補助熱源として電気温水器やガス給湯器などを併設する必要がある場合もあります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
石油給湯器 | – 都市ガスが未開通の地域や、プロパンガスよりもランニングコストを抑えたい場合に適している – 燃料の灯油は、ガソリンスタンドやホームセンターなどで手軽に入手できる | – 定期的な燃料の補充や保管スペースが必要 – 燃焼時に排ガスが発生するため、設置場所には注意が必要 |
太陽熱温水器 | – 太陽光のエネルギーを利用してお湯を沸かす、環境に優しい給湯システム – 電気代やガス代などのランニングコストを大幅に削減できる – CO2の排出量も少ないため、地球温暖化対策にも貢献 | – 天候に左右されやすく、雨天や曇天時には十分な量の熱水が得られない場合がある – 補助熱源として電気温水器やガス給湯器などを併設する必要がある場合もある |
給湯器選びのポイント
毎日の生活に欠かせない給湯器ですが、いざ買い替えようと思っても、種類が豊富でどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、給湯器選びの際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
まず、家族構成やライフスタイルに合った給湯能力のものを選びましょう。人数が多いご家庭や、お風呂好きで湯船にたっぷりお湯を張る習慣のあるご家庭では、一度にたくさんの量のお湯を沸かせる給湯能力の高い製品を選ぶことが大切です。反対に、一人暮らしの方やシャワーを使うことが多いご家庭では、そこまで高い給湯能力は必要ありません。
次に、給湯器の種類を検討しましょう。大きく分けて、お湯を沸かす際にガスを使うガス給湯器と、電気を使う電気給湯器があります。ガス給湯器は、一般的に電気給湯器よりもお湯を沸かす速度が速く、ランニングコストを抑えられるというメリットがあります。一方、電気給湯器は、火を使わないため安全性が高く、設置場所を選ばないというメリットがあります。最近では、ガス給湯器と電気給湯器のそれぞれのメリットを併せ持つハイブリッド給湯器も人気を集めています。
さらに、省エネ性能も重要なポイントです。給湯器のエネルギー効率を示す指標として、年間の光熱費がおおよそわかる年間給湯保温効率や、給湯器の省エネ性能を星の数で表す省エネ基準達成率などがあります。これらの指標を参考に、環境にもお財布にも優しい製品を選びましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
給湯能力 | – 家族構成、お風呂の習慣を考慮 – 人数が多い、湯船にお湯をたくさん張る場合は給湯能力の高いものを選択 |
種類 | – ガス給湯器: – メリット:お湯を沸かすのが速い、ランニングコストが低い – 電気給湯器: – メリット:安全性が高い、設置場所を選ばない – ハイブリッド給湯器: – ガス給湯器と電気給湯器のメリットを併せ持つ |
省エネ性能 | – 年間給湯保温効率、省エネ基準達成率などを参考に選択 |