住宅設計の基礎知識:FLって何?
住宅を新築する際や、リフォームする際に、設計図面を見る機会があると思います。
間取りや外観デザインは誰もが気にしますが、細かな記号や用語の意味まで理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回は、設計図面によく出てくる「FL」という記号について解説します。
「FL」とは、「Floor Level」の略で、床の高さのことを指します。
設計図面では、床の高さを示すために「FL+〇〇〇」といった形で表記されます。
例えば、「FL+1000」と表記されていれば、基準となる高さから1000mm(1m)上がったところの床の高さという意味になります。
この「FL」を理解することで、部屋の天井の高さがどれくらいになるのか、階段の段数はどれくらいになるのかといったことが分かります。
また、土地の傾斜がある場合は、その傾斜に合わせて床の高さを調整する必要があるため、「FL」は重要な要素となります。
設計図面は、専門的な知識がないとなかなか理解するのが難しいものですが、「FL」のような基本的な用語の意味を知ることで、より深く図面を読み解くことができるようになります。
理想の住まいを実現するために、設計図面をしっかりと理解しましょう。