不同沈下:住宅の傾きは危険信号!
- 不同沈下とは?
建物は地面の上に建っていますが、その地面が常に安定しているとは限りません。
不同沈下とは、建物の一部だけが周囲と比べて不均一に沈んでしまう現象を指します。
家が全体的に均等に沈む場合は、地盤が均一に下がっているため、建物への影響は比較的小さいと言えます。
しかし、不同沈下の場合は、建物の一部分にだけ負担が集中し、様々な問題を引き起こします。 初期段階では、床の傾きやドアの開閉がスムーズにいかなくなるなど、小さな兆候が見られることがあります。
また、壁紙やタイルにひび割れが生じることもあります。
これらの症状は、一見すると軽微なものに思えるかもしれません。
しかし、不同沈下は放置すると、建物の傾きが大きくなり、壁や天井に亀裂が入ったり、水道管やガス管などのライフラインにまで影響が及ぶ可能性があります。
最終的には、建物全体の強度や安全性を損ない、最悪の場合、倒壊の危険性も出てきます。