終活を初めると自分の周りに物が多いことに気が付きます。今までたまっていた本や趣味で集めていたものなどどうしたらいいのか気になってしまいます。最後の最後にどれを残していいのか、それともきれいさっぱりなくしたほうがいいのか…これから先年齢を積み重ねていくと、残された思い出をどうしようか考えてしまいます。 そこで今回は片づけ・断捨離・生前整理のポイントについてお伝えします。
『終活』において「片づけ・いらないものをなくす」ことのメリット
自分自身の人生の整理ができる
「捨てる」ことにより、物理的空間と精神的空間が広がる
家族の負担が少なくなる
片づけは5分類
いるもの
これは今現在その場所で使っているものと将来使うことが明確なものです。テレビや携帯電話や洋服、化粧品など。また、資産価値のあるもの(宝石・貴金属や保険証券、金融関係の書類等)も残しておきましょう。
いらないもの
今使っていなくて、使う目的が明らかではないものです。「今使っていないけど多分いつか使う」ものが該当します。将来的に使うことが明確でない限り、いらないものに分類されます。上記の化粧品、洋服など、複数種類ある中に、使うものと使わないものがある程度分類されるかと思います。ダンボールではなくゴミ袋の中に入れ、すぐに捨てられるようにします。
迷っているもの
どうしても判別ができない場合、「迷い」に分類します。但し、半年後の期限を書き出し、半年後にもう一度判定します。頭の冷却期間と言えるでしょう。季節的な問題もあります。冬は使わないけど夏に使うものありますし、その逆も当然あります。
思い出のもの
写真など思い入れの強いものは「思い出」に分類します。
エンディングボックス
通帳/保険証券/登記簿謄本など、死後の手続きに必要な書類はこちらにまとめておきます。
よくある「いらないもの」
人からもらったもの
自分の意思で買ったものではないので、そのものに思い入れはありません。また、自分から「これがほしい」と宣言したわけではなく、いわば心の準備がないうちに一方的に貰うケースが多いので、やはり思い入れを持つのは難しく、逆にすぐに手放しやすくなります。
新たに別のものを買い替えた
携帯電話やパソコンなど、電化製品は新しければ新しいほど原則として機能が進化します。当然、新しいものがほしくなれば古いものを持ち続ける理由もなくなるので、古いものはいらないものになります。
壊れた/興味がなくなった
こちらも、所有し続ける理由がなくなったことにより、「いらない」という判定を下すことになります。特に衝動買いの場合は良くあてはまります。買うときのテンションと買った後のテンションにギャップがある場合、人はその物に興味がなくなり、いらなくなります。
片づけのコツ
現状を把握し、戦略を練る
まずは全体工数を把握します。どこにどれぐらいの物量があり、いつまでに整理しなければならないのか、そのためにはどこから手を付け、自分自身のスケジューリングとしてはどれぐらい時間を掛けられるか、親族もしくは外部委託業者に依頼する場合はどうするか、など、いきなり取り掛かるのではなく、全体工数を把握した上で戦略を練るようにしてください。
片づける部屋を決める
「今日はこの部屋」「明日はこの部屋」といった具合に、片づける個所を特定し、そこに特化して片づけを行いましょう。具体的には、導線が確保できる場所から片づけるといいでしょう。順番としては下記の通りです。
- 玄関
- 台所
- 居間
- 奥の部屋
- 外の庭
完璧を求めない
メリハリは大事ですが、完璧を求めすぎると疲弊してしまいます。「とりあえずこれぐらいかな」と思えるぐらいが十分ではないでしょうか。
「使うもの」と「使えるもの」は違う
例えば「お菓子の空き缶」や「デパートの紙袋」などは「使えるけれども捨ててしまうのはもったいないのでそこに置いてある」というものの代表格です。とりあえず使いましょう。それでも使い道がない・使えないというものは存在価値のないものなので潔く処分しましょう。
要らないものは速やかに捨てる
「いらないもの」と判断したものは、自治体のゴミ出しの日に「速やかに」どんどん捨てていきます。また粗大ごみなどの出し方は事前に確認していきましょう。
デジタル終活
最近では、デジタル終活が注目を浴びています。思い出の写真や手紙などをデジタル化することで、場所を取らずに保管することができます。また、デジタルデータはバックアップを取ることができるので、データの消失や破損の心配もありません。デジタル終活をすることで、思い出の品々を長く保存することができます。
防虫剤やラベル付き収納ボックスの活用
思い出の品々を長期間保管する際には、虫害に注意が必要です。防虫剤を使うことで、虫の被害を防ぐことができます。特に、衣類や布製品を保管する場合は、虫食いに注意が必要です。防虫剤を使用することで、思い出の品々を長く保存することができます。
また、思い出の品々を整理するためには、ラベル付き収納ボックスが必要です。ラベルを付けることで、どのボックスに何が入っているのか一目でわかります。また、ボックス自体も頑丈で、長期間保管しても品物が傷まないのがポイントです。
スケジューリング
取り組もうと思ったら、スケジュールを考えておくと良いと思います。むやみやたらに始めるより、仕事や自分のスケジュールの中で、どこなら取り組めるのかを考えます。
また、「片づけ・いらないものをなくす」ことは季節を考えることも大切です。暑かったり、寒かったりすると、始めても嫌になってしまい、はかどらなくなります。経験上、春と秋がお勧めです。また、大まかにでも計画を立てるとあきらめずに取り組むことができると思います。
そして
を考えてみましょう。
仕事の関係や生活スタイル、またそれぞれの事情があると思いますから、どちらが良いとは一概には言えません。自分の時間や負担にならないやり方を考えると良いと思います。
ミニマリスト 物を捨てる方法 次世代のために
最近ミニマリストという何も持たない生活をする人が増えています。これは今までの何でもかんでも溜め込んでおけば良いという生活からの脱却を意味しています。生前整理や遺品整理とはちょっと違う角度ですが、整理される際、あまりの物の多さに途方にくれた方も多いと思います。ですので次の世代のためにも自分たちは、ある程度物を減らした方が良いのではないかと思われたことでしょう。
しかし急に物を減らしていくというのは、難しい面もあります。ですので今回は物を捨てることの意義を理解していただき、少しでもものを減らしていただく助けになればと思いポイントをまとめました。
単に今あるものを捨てていくというだけではなく、物を減らすことで、心地よい暮らしを手に入れることができます。物を捨てることで、部屋がすっきりとし、心の負担も軽くなります。
物を捨てる前の準備とは?
物を捨てる前には、準備が必要です。まずは、自分の暮らし方やライフスタイルを見直しましょう。どのような物が本当に必要なのか、整理するためにはどのような方法が有効なのかを考えることが大切です。
◆物を選ぶ基準について
物を選ぶ基準は、自分自身の価値観や目的によって異なります。例えば、物を選ぶ基準として「使う頻度」「必要性」「感情的な価値」などを考えることができます。自分にとって本当に大切な物を選ぶことで、より心地よい暮らしを実現することができます。
また1年使っていないものは基本的に捨てても大丈夫です。いつか使う、の「いつか」は基本的に2度ときません。ですので遠慮なく捨てて行くことが大事です。
心地よい暮らしを手に入れるための5つのステップ
ステップ1:断捨離の意識を持つ
心地よい暮らしを手に入れるためには、まずは断捨離の意識を持つことが重要です。物を減らすことによって、部屋が整理され、心も軽くなります。断捨離の意識を持つことで、不要な物を見つけることができます。結構片付けの動画を見たり本を見るということも非常に大事ですいわゆるモチベーション上げるということを意識しましょう。
ステップ2:毎日少しずつ行う
ステップにとしては毎日少しずつ行うことが大事であるということです。いっぺんに全てをやろうとすると物事は続きません。ですので今日はここだけと決めてブロックごとに行っていくことが継続のコツです。
ステップ3:使わない物を思い切って捨てる
心地よい暮らしを手に入れるためには、使わない物を思い切って捨てることが必要です。使わない物は、部屋を占拠するだけでなく、心の負担となります。必要ないと思う物を見つけたら、迷わずに捨てる勇気を持ちましょう。先ほども述べましたがなるべく1年ほど使っていないものは対象に入れても良いのではないでしょうか。そこに置いておくと場所というコストが年がら年中かかっていることになります。捨ててみると結構すっきり気持ちよくなります。
ステップ4:思い出の品
思い出の品は、本当に一番捨てづらいものですが、これも使わないのであれば対象に入れていただくことが大事です。ここで考えておかなければいけないのはそのプレゼント自体ではなく心をもらったことに感謝すべきなのです。ですので写真を撮っておくデジタルデータとして残しておいてから、処分するという方法が一つあります。
ステップ5:次世代のことを思う
こちらもモチベーションを上げるという観点では同じですが、やはり次の世代のことを考えてものを持つべきかどうか考えましょう。やはり死後、お金はおろか現実にある、ありとあらゆるものを持っていくことができません。つまり現生に残していくことになりますからそれを処分するのは次世代の人たちです。もし遺品整理などで本当に大変な思いをされた方は、ぜひ1つでも物を減らして次の世代へバトンを渡していただきたいと思います。
いらないものの行方
生前整理の基本としては、残された家族に負担にならないようなものを残すようにしてください。
また、いらないものは、処分したり人にあげたりもできますが、「売ることによりいらないものを現金化できる」ということを是非覚えて頂きたいと思います。買取専門店大吉たまプラーザ店では出張買取及び郵送買取も行っております。特に郵送買取の場合、商品とともに住民票の写しを送付して頂ければ、査定・鑑定の上後日お振込みを致します。
生前整理・終活の一環として家や部屋の片づけをする方が多くいらっしゃいます。捨てるのは簡単ですが、せっかくなら現金化してみませんか。生前整理・出張買取・郵送買取のご相談、お待ちしております。