階段リフォームで快適な暮らしを実現！蹴上げの重要性

階段リフォームで快適な暮らしを実現！蹴上げの重要性

リフォームについて知りたい

リフォームで階段を変えることになったんですけど、『蹴上げ』ってなんですか？

リフォーム専門家

『蹴上げ』は、階段一段ぶんの高さを指す言葉だよ。階段を上るときに足を蹴り上げる高さってことだね。

リフォームについて知りたい

なるほど！じゃあ、高ければ高いほど階段を上るのが大変になるんですか？

リフォーム専門家

その通り！だから、蹴上げが高すぎると上り下りが大変になるし、低すぎると階段が長くなってしまうんだ。だから、ちょうどいい高さにすることが大切なんだよ。

階段の「蹴上げ」とは？

住まいをより快適にしようとリフォームを検討する際、階段は見落としがちなものの、実は暮らしやすさに大きく影響する要素の一つです。毎日何度も上り下りする場所だからこそ、その使い勝手は日々の生活に直結します。
階段の快適性を左右する要素はいくつかありますが、中でも「蹴上げ」は重要な要素の一つです。「蹴上げ」とは、階段一段一段の高さを指す言葉です。
例えば、床から一段目の床面までの高さが蹴上げに相当します。この蹴上げの高さが、階段の上り下りのしやすさに大きく影響を与えます。
蹴上げが高すぎると、足を高く上げなければならず、特に高齢者や小さなお子さんにとっては負担が大きくなってしまいます。一方、低すぎると今度は一段一段が低くなりすぎてしまい、歩幅が狭くなってしまい、かえって上り下りがしにくくなってしまうことがあります。
快適な階段を実現するためには、住む人の体格や年齢、そして階段の設置場所などを考慮して、最適な蹴上げの高さを決めることが重要です。

蹴上げの適切な高さとは？

家の階段をリフォームする際、一段の高さを決める「蹴上げ」は、使いやすさを大きく左右する要素です。建築基準法では、階段の蹴上げは23cm以下と定められていますが、これはあくまでも上限値です。一般的には、18〜20cm程度の高さが、多くの場合使いやすいとされています。

蹴上げが高すぎると、足を高く上げなければならず、特に高齢者や小さなお子さんにとっては負担が大きくなってしまいます。階段の上り下りがつらくなってしまうだけでなく、転倒のリスクも高まるため注意が必要です。一方、蹴上げを低くしすぎると、今度は階段の段数が増えてしまい、上り下りが面倒になるだけでなく、スペースも必要以上に取られてしまいます。

快適な階段にするためには、家族構成やライフスタイルも考慮しながら、適切な蹴上げの高さを決めることが大切です。リフォーム業者に相談する際には、理想とする階段のイメージや使い勝手について、具体的に伝えるようにしましょう。

踏み板との関係性

階段の上り下りのしやすさは、段の高さだけを考えればよいわけではありません。足を乗せる部分との関係も大切になってきます。
階段で足を乗せる部分を「踏み板」、その奥行きのことを「踏み面」といいます。踏み面が狭いと、足を十分に乗せることができず、不安定な歩行になりがちです。
建築基準法では、踏み面の最低限の広さは15cmと定められています。しかし、実際に上り下りする時の快適さを考えると、25～30cm程度の踏み面があると、より安全で快適です。
段の高さと踏み板の奥行きのバランスを適切に保つことで、安全で快適な階段を実現することができます。

階段のその他の部位

階段は、段差を上り下りするための大切な設備ですが、単に「踏み面」と「蹴上げ」だけで構成されているわけではありません。安全かつ快適に階段を使うためには、その他の様々な部位とその役割について理解しておく必要があります。

例えば、段差の一番前に突き出た部分を「段鼻」と呼びます。段鼻は、足の裏全体でしっかりと踏み込めるように、踏み面よりも数センチメートル前に出ているのが一般的です。また、踏み面と踏み面を縦方向に繋ぐ板状の部分は「蹴込み板」と呼ばれます。蹴込み板は、階段の構造を補強するだけでなく、靴の先が下の段にぶつかったり、物が落下したりするのを防ぐ役割も担っています。

さらに、この蹴込み板をよく見ると、上部が下部よりも数ミリメートル程度前に出ていることに気付くでしょう。この奥まった部分を「蹴込み」と呼びます。蹴込みは、階段を昇る際に足が引っかかりにくいように、通常は30ミリメートル以下に設定されます。

このように、階段は様々な部位が組み合わさって構成されており、それぞれの部位が重要な役割を担っています。階段の設計やリフォームを行う際には、これらの部位にも注意を払い、安全で快適な階段作りを目指しましょう。

階段リフォームのポイント

毎日の昇り降りに欠かせない階段は、家族全員が利用する場所だからこそ、安全性と快適性を両立したリフォームが重要になります。リフォームを検討する際には、家族みんなで現状の階段の使い勝手について話し合ってみましょう。

例えば、階段の段差が高すぎる、低すぎると感じたり、踏み面の奥行きが狭く、足を踏み外しそうだと感じたことはありませんか？また、手すりの有無や位置についても、使いにくさを感じている方は多いのではないでしょうか？

リフォーム会社に相談する際には、こうした日々の生活で感じている不便な点を具体的に伝えることが大切です。写真や図面などを用意しておくと、よりスムーズに要望を伝えることができます。さらに、階段の素材やデザイン、収納の有無など、理想の階段のイメージを伝えてみましょう。

リフォーム会社は、家族構成やライフスタイル、住宅の構造などを考慮しながら、最適なプランを提案してくれます。快適で安全な階段は、暮らしの質を向上させるだけでなく、家族の笑顔も増やし、より快適な生活空間を実現してくれるはずです。