意外と知らない? ラッチボルトの役割

意外と知らない? ラッチボルトの役割

リフォームについて知りたい

先生、リフォームのチラシに『ラッチボルト』って言葉が出てきたんですけど、どういう意味ですか?

リフォーム専門家

いい質問だね!ラッチボルトは、ドアを閉めた時に枠に引っ掛かって、ドアが勝手に開かないようにする部品だよ。ドアノブを回すと引っ込んで、ドアを開けられるようになるんだ。

リフォームについて知りたい

なるほど。よく見たら、家のドアにもついている気がします!でも、リフォームで交換することってあるんですか?

リフォーム専門家

もちろん!古くなって動作が悪くなったり、壊れたりすることもあるからね。新しいドアに取り替える時なども、一緒に交換することが多いよ。

ラッチボルトとは。

部屋の鍵がないドアに使われる『ラッチボルト』は、先が三角の形をした金具です。ドアが勝手に開かないように、枠にひっかけておくためのものです。普段は、出たり入ったりする時に回すつまみを動かすと、この金具が引っ込むことでドアを開けられます。この金具は、『空締めボルト』、『仮締めボルト』、『ベロ』などとも呼ばれます。

ラッチボルトって何?

ラッチボルトって何?

– ラッチボルトって何?

ドアノブを回したり、レバーハンドルを下げたりすると、ドアがスムーズに開きますよね。でも、どうやってドアは固定されているのでしょうか?
その秘密は、ドアの側面にある金属部分にあります。ドアノブやレバーハンドルを操作すると、この金属部分が出し入れされます。この金属部分を「ラッチボルト」と呼びます。
ラッチボルトは、先端が斜めにカットされた形状をしています。ドアを閉めると、この斜面がドア枠のストライクプレートと呼ばれる金属部分に当たり、奥へ押し込まれます。そして、ラッチボルトがストライクプレートを通過すると、バネの力でラッチボルトが飛び出し、ドア枠に引っ掛かる仕組みになっています。

普段何気なく使っているドアですが、ラッチボルトがあるおかげで、手を離しても勝手に開いたりせず、安全に、そしてスムーズに開閉することができるのです。

部品機能
ラッチボルト先端が斜めにカットされた金属部品で、ドア枠に引っ掛かりドアを固定する。
ストライクプレートドア枠に設置された金属部品で、ラッチボルトと噛み合う。

ラッチボルトの仕組み

ラッチボルトの仕組み

– ラッチボルトの仕組みドアノブを回して扉を開け閉めする動作、何気なく行っていますが、実は小さな部品が重要な役割を担っています。それがラッチボルトです。ラッチボルトは、扉の側面に埋め込まれた金属製の部品で、先端が斜めにカットされています。この斜めの形状が、扉の開閉をスムーズに行うための鍵となります。扉を閉めると、ラッチボルトの先端がドア枠に設置されたストライクと呼ばれる金具の窪みに当たります。ラッチボルトは斜めにカットされているため、ストライクに当たるとその力で自然と奥に押し込まれながらスライドし、ストライクの奥に収まります。 この時、バネの力でラッチボルトは元の位置に戻ろうとするため、扉はしっかりと固定されるのです。反対に、ドアノブを回すと、ラッチボルトは回転運動によって斜めに引っ込みます。 ラッチボルトがストライクから外れることで、扉を開くことができるのです。このように、ラッチボルトとストライクのシンプルな構造と動作によって、私たちは日々、扉の開閉をスムーズに行うことができるのです。

部品役割
ラッチボルト先端が斜めにカットされた金属製の部品。ドアノブを回すと回転し、ストライクから出入りすることで扉を開閉する。
ストライクドア枠に設置された金具。ラッチボルトが収まる窪みがある。

ラッチボルトとデッドボルトの違い

ラッチボルトとデッドボルトの違い

– ラッチボルトとデッドボルトの違いドアノブを回すと、ドア枠に埋め込まれた金属片が滑り出て、ドアが閉まります。この金属片をラッチボルトと呼びます。ラッチボルトは、ドアノブと連動していて、ドアノブを回すだけで簡単に開閉できます。この手軽さから、主に室内ドアやトイレのドアなど、セキュリティ性をそれほど必要としない場所に用いられます。一方、デッドボルトは、ラッチボルトよりも頑丈な金属製の棒でできており、鍵を使って開閉する仕組みになっています。そのため、ラッチボルトに比べて防犯性が高く、玄関ドアなど、家の外と繋がる場所に設置されることが多いです。ラッチボルトとデッドボルトは、どちらも扉を固定し、住まいの安全を守る上で重要な役割を担っています。しかし、そのセキュリティレベルや用途は大きく異なるため、設置場所や目的に最適な方を選ぶことが大切です。

項目ラッチボルトデッドボルト
仕組みドアノブと連動、回転式の金属片で施錠鍵を使って開閉、頑丈な金属棒で施錠
セキュリティレベル低い高い
用途室内ドア、トイレのドアなどセキュリティをそれほど必要としない場所玄関ドアなど、家の外と繋がる場所

ラッチボルトの注意点

ラッチボルトの注意点

– ラッチボルトの注意点

ドアの開閉に欠かせないラッチボルトは、長年の使用によって劣化しやすい部分です。経年劣化によってラッチボルトが摩耗したり、固定しているネジが緩んだりすると、ドアの開閉に様々な影響が出てきます。

例えば、ラッチボルトが摩耗すると、ストライクプレートとの引っ掛かりが弱くなり、ドアが閉まりにくくなることがあります。また、ラッチボルトの固定が緩んでくると、ドアの開閉時にガタつきが生じ、隙間風が入りやすくなることも。

このような問題を防ぐためには、定期的にラッチボルトの状態をチェックし、必要に応じて調整や交換を行うことが大切です。

また、ラッチボルトはストライクプレートとの位置関係も重要です。ストライクプレートの位置がずれていると、ラッチボルトがうまく引っ掛からず、ドアが閉まりにくくなったり、ラッチボルト自体を傷つけてしまう可能性があります。

ドアの開閉時に引っ掛かりや違和感を感じたら、ストライクプレートの位置調整も検討しましょう。

ラッチボルトとストライクプレートは、ドアの開閉をスムーズに行うために重要な役割を担っています。定期的なメンテナンスと調整を心掛けることで、快適な住環境を保ちましょう。

部品問題点症状対策
ラッチボルト摩耗ドアが閉まりにくい定期的なチェック、調整、交換
ラッチボルト固定ネジの緩みドアの開閉時にガタつき、隙間風定期的なチェック、調整、交換
ストライクプレート位置ずれドアが閉まりにくい、ラッチボルトの損傷位置調整

まとめ

まとめ

私たちは普段、意識することなくドアを開け閉めしています。当たり前のように思えるこの動作ですが、実は小さな部品が重要な役割を果たしているのです。その部品こそが、このまとめ記事で取り上げた「ラッチボルト」です。ラッチボルトは、扉を枠に固定し、スムーズな開閉を可能にするために欠かせない存在と言えるでしょう。

この記事では、ラッチボルトの役割や仕組み、種類、そして交換や調整のポイントなどを詳しく解説しました。普段目に触れる機会は少ないラッチボルトですが、その働きを知ることで、日々の暮らしを支える大切な部品であることがご理解いただけたのではないでしょうか?

快適な住環境を維持するためには、このような小さな部品にも気を配ることが大切です。今回の記事を参考に、ラッチボルトへの理解を深め、ご自宅のドアメンテナンスに役立てていただければ幸いです。

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