浴室の照明選び、大丈夫?~防湿型器具のススメ~
リフォームについて知りたい
先生、「防湿型器具」って、どういう意味ですか?リフォームのパンフレットに書いてあったんですけど、よく分からなくて。
リフォーム専門家
ああ、お風呂場とかで使う電灯を選ぶ時に「防湿型」って書いてあるのを見たことないかな?
リフォームについて知りたい
そういえば、洗面所の電灯にも書いてあった気がします!お風呂場とか洗面所だと、どうして特別な電灯が必要なんですか?
リフォーム専門家
いいところに気がついたね!お風呂場や洗面所は湿気が多いから、普通の電灯だと壊れやすくなってしまうんだ。だから、湿気に強い「防湿型器具」を使う必要があるんだよ。
防湿型器具とは。
「防湿型器具」って言葉、リフォームでよく聞くよね。これは、お風呂場みたいに湿度が90%以上になるような場所でも使えるように作られた照明器具などのことなんだ。
浴室の環境と照明器具
毎日の疲れを癒し、清潔を保つための大切な空間である浴室。しかし、浴室は家の中でも特に湿度が高く、水滴が飛び散りやすいという特徴があります。水に弱く、湿気の影響を受けやすい通常の照明器具では、故障や錆の原因となってしまう可能性も。快適で安全な浴室環境を保つためには、浴室という特殊な環境に適した照明器具を選ぶことが重要です。
浴室照明を選ぶ際には、まず「防湿性」に注目しましょう。防湿性の高い照明器具は、湿気から内部の電気系統を守り、故障のリスクを軽減します。製品のラベルや説明書きに記載されている「IPコード」を確認することで、防湿性能を具体的に知ることができます。
次に考慮すべきは「明るさ」です。浴室は比較的暗くなりがちなため、十分な明るさを確保することが重要です。朝の身支度や夜のくつろぎなど、時間帯や目的によって適切な明るさが異なります。調光機能付きの照明を選べば、シーンに合わせて明るさを調整することができます。
さらに、「デザイン性」も重要な要素です。浴室の雰囲気に合った照明を選ぶことで、空間全体に統一感が生まれ、より快適な空間になるでしょう。
浴室という特別な環境には、適切な照明選びが欠かせません。防湿性、明るさ、デザイン性などを考慮し、快適で安全な浴室環境を実現しましょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
防湿性 | 湿気から電気系統を保護、故障リスク軽減 IPコードで確認 |
明るさ | 時間帯や目的で適切な明るさを 調光機能も有効 |
デザイン性 | 浴室の雰囲気に合ったものを 統一感を生み出し、快適な空間に |
防湿型器具とは?
– 防湿型器具とは?浴室や洗面所など、湿気が多い場所では、照明器具選びも重要になります。そこで活躍するのが「防湿型器具」です。
防湿型器具とは、その名の通り、湿気に強い構造を持った照明器具のことを指します。日本の工業規格(JIS規格)では、相対湿度が90%以上の場所で安全に使用できると定められています。
一般的な照明器具を湿気の多い場所で使うと、湿気が原因で漏電したり、器具の劣化が早まったりする可能性があります。最悪の場合、火災に繋がる恐れもゼロではありません。
一方、防湿型器具は、湿気から内部の電気部品を守るための工夫が施されています。例えば、器具本体に防水性のある素材が使われていたり、パッキンで隙間を塞いでいたりするなど、様々な対策がとられています。
浴室の照明を選ぶ際は、安全性を考慮して、必ず防湿型器具を選びましょう。防湿型器具には、天井に埋め込むタイプや、壁に取り付けるタイプなど、様々な種類があります。浴室の広さや雰囲気に合わせて、最適なものを選びましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
防湿型器具とは | 湿気に強い構造を持った照明器具のこと。 JIS規格では、相対湿度が90%以上の場所で安全に使用できると定められています。 |
一般的な照明器具を湿気の多い場所で使うリスク | ・湿気が原因で漏電したり、器具の劣化が早まったりする可能性があります。 ・最悪の場合、火災に繋がる恐れもゼロではありません。 |
防湿型器具の特徴 | ・湿気から内部の電気部品を守るための工夫が施されています。 ・器具本体に防水性のある素材が使われていたり、パッキンで隙間を塞いでいたりするなど、様々な対策がとられています。 |
浴室照明の選び方 | 安全性を考慮して、必ず防湿型器具を選びましょう。 浴室の広さや雰囲気に合わせて、天井に埋め込むタイプや、壁に取り付けるタイプなど、最適なものを選びましょう。 |
防湿型器具の見分け方
浴室や洗面所など、湿気の多い場所では、電気を使う照明器具選びが重要になります。安全に照明を使うためには、湿気に強い「防湿型器具」を選びましょう。
防湿型器具かどうかは、照明器具本体やパッケージに記載された記号で確認できます。特に注目したいのが「IP○○」という記号です。これは「保護等級」を表す国際的な基準で、IPの後に続く二つの数字が、それぞれ防塵等級と防水等級を表しています。
浴室などの照明に多く使われているのが「IP44」という等級です。これは、直径1mm以上の固形物体が内部に侵入することを防ぎ、あらゆる方向からの水の飛沫による有害な影響を受けないことを示しています。つまり、「IP44」の表示があれば、安心して浴室で使用できるということになります。
照明器具を選ぶ際には、デザインだけでなく、設置場所の環境に適した機能も考慮することが大切です。安全のためにも、浴室や洗面所など湿気の多い場所には、必ず「IP44」以上の等級を持つ防湿型器具を選びましょう。
場所 | 照明器具の選び方 | 確認事項 | 保護等級 | 安全基準 |
---|---|---|---|---|
浴室や洗面所など湿気の多い場所 | 湿気に強い「防湿型器具」を選ぶ | 照明器具本体やパッケージに記載された記号 | IP○○ (例:IP44) | IP44:直径1mm以上の固形物体が内部に侵入することを防ぎ、あらゆる方向からの水の飛沫による有害な影響を受けない。 |
様々な防湿型器具
お風呂場などの湿気の多い場所では、電気を使う照明器具を選ぶ際に注意が必要です。漏電や感電の危険性を減らすため、必ず防湿型の器具を選びましょう。
防湿型器具には、天井に埋め込む形で設置するシーリングライトや、壁に取り付けるブラケットライトなど、様々な種類があります。シーリングライトは部屋全体を明るく照らすのに適しており、ブラケットライトは鏡の周りなどに設置して部分的に明るくするのに便利です。
浴室の広さや用途に合わせて、適切な明るさとデザインのものを選びましょう。浴室の広さに合っていない明るさの照明を選んでしまうと、暗すぎたり眩しすぎたりと、快適なバスタイムを過ごせなくなってしまいます。
近年では、従来の電球に比べて消費電力が少なく、寿命が長いLED電球を使用した防湿型器具も増えています。LED電球は発熱量が少ないため、浴室の温度上昇を抑える効果も期待できます。環境にも優しいので、照明を選ぶ際にはLED電球も検討してみましょう。
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
シーリングライト | 天井に埋め込む形で設置する。部屋全体を明るく照らす。 | 浴室全体を明るくしたい場合に最適。 |
ブラケットライト | 壁に取り付ける。部分的に明るくする。 | 鏡周りなど、特定の場所を明るくしたい場合に便利。 |
安全で快適な浴室のために
一日の終わりに疲れを癒し、心身を休ませる大切な場所である浴室。快適な空間作りには、照明選びが重要な役割を担います。浴室の照明は、ただ明るく照らすだけでなく、空気を和らげ、落ち着いた雰囲気を生み出す効果も期待できます。
しかし浴室は、水を使用するため湿度が高く、電気を使う照明器具の設置には注意が必要です。感電などの事故を防ぐためには、浴室専用に設計された防湿型の照明器具を選びましょう。防湿型器具は、湿気から電気回路を守り、安心して使用できるよう設計されています。
また、浴室の広さや用途に合わせて適切な明るさの照明を選ぶことも大切です。リラックスしたい場合は、暖色系で少し暗めの照明を選ぶと、落ち着いた雰囲気を演出できます。反対に、朝の身支度など、明るく照らしたい場合は、寒色系で明るめの照明を選ぶと良いでしょう。
安全性を確保しながら、快適で心地よい浴室空間を作るために、照明選びは重要な要素です。浴室の環境や目的に合った照明を選んで、快適なバスタイムを過ごしましょう。
目的 | 照明の色 | 明るさ |
---|---|---|
リラックス | 暖色系 | 少し暗め |
朝の身支度など | 寒色系 | 明るめ |